2019.02.10【高尾:心源院尾根~太鼓曲輪尾根】報告 佐々木 保
▼2019年02月10日(日)
▼天気:快晴
▼レベル:一般向
▼担当L:佐々木 保
▼参加L:小泉 純子
▼参加SL:荻島 二郎
▼協力者:樋口 光 雄
▼現地協力者:清水 十三男
▼参加者:33名(男13名、女20名)
▼歩程:4時間10分
▼コース:川原宿バス停9:20→心源院境内→取付点9:35→向山北砦9:50~10:00→大六点10:10~15→三又峠→北条氏照墓10:30~40→三又峠10:55~11:05→八王子城址(昼食)11:50~12:30→八合目→御主殿跡(御主殿ノ滝)13:00~25→太鼓曲輪尾根取付点13:30→分岐点→地蔵平14:40→駒木野バス停14:55~15:28=高尾駅
今回の出発点「心源院」広場。戦国時代に北条氏照が八王子城主になると、この心源院の僧侶も「僧兵」として出陣している事からも、八王子城の支城的な役割を担っていたのかもしれない。と言われている。
秋葉神社の鳥居。左に登山道。 薄く積もった雪を踏んでスタート。
急坂なのでジグザグに登って行く
尾根に出ると「秋葉神社」奥宮か 奥宮の左にある「標識」に従って
「向山北砦」を過ぎ「大六天」。遠く新宿ビル群やスカイツリー、富士山が望める。
まだまだ続く雪道
三又峠。ここから「北条氏照」墓へ。
「北条氏照」墓群
三又峠に戻り「九合目」目指す。 「九合目」到着
本丸跡
暖かい陽ざしを浴びての昼食。
石碑
昼食後「八合目」に下りまずは「山王台」へ 「御主殿跡」への下り。踏み跡は薄く慎重に。
「御主殿跡」に到着。「城主北条氏照の居館があった、八王子城の中心ともいえる場所です。平成4年度、平成5年度に行った発掘調査で、建物の礎石、石敷きの通路、庭園跡などが発掘されました。これら本物の遺構は大切な歴史資料ですので、保護のために埋め戻して盛土し、その真上に忠実に遺構を表現した」と八王子市のホームページ掲載してます(生涯学習スポーツ部文化財課了解済)。
入口となる「柵門」
「御主殿の滝」天正18年6月23日の秀吉軍の攻撃で落城の際に女性や子供、将兵が滝の上で自刃し身を投げたと言われている。 その血で川の水が三日三晩赤く染まったと言い伝えが残っている。
「太鼓曲輪尾根」に切り込みを入れた「堀切」
「地蔵平」を過ぎ、中央道脇の「八王子城址ハイキングコース」入口へ下山、「駒木野バス停」へ向かった。
「山行軌跡」図。歩程約7.4Km。
予定日の9日(土)が降雪予報のため(実際に降雪あり)、翌10日(日)に催行。積雪の心配も思った程ではなく、アイゼンは不使用。場所によって雪はなく、春の陽気の高尾を楽しめた。が、今まで何も考えずに歩いていたこのコースが「御主殿跡」を見学し説明を読み、かつては「戦場の地」で将兵だけでなく女性や子供達の多くの命が失われた悲しい地であったことを知り複雑な思いがした。
雪は少なかったとはいえ事故もなく終えたことにリーダー、協力者そして参加頂いた方々に感謝します。
ありがとうございました。佐々木保