2010.10.19 【関東ふれあいの道(神奈川県)⑫丹沢山塊東辺のみち】 報告
実施日:平成22年10月19日(火) 天候 曇り
報告者:大木 建次
参加者:10名 (男5名 女5名)
コース時間
●歩程 本厚木駅⑤8:40宮ヶ瀬行=バス停坂尻930→法論堂林道→10:45半原越11:00→革籠石山→12:00尾根道(昼食)1235→秋葉山→13:15仏果山13:30→宮沢林道14:20→半原集落→ 14:55半原バス停15:00=本厚木駅
概況
坂尻バス停には、関東ふれあいの道⑫と⑰のコースで利用する法論道(おろんど)林道への近道案内がある。
この道は昭和の初期まで半原へ「まゆ」を運ぶ重要な道で、道祖神をはじめとした石仏が多く設置されています。
法論道の集落、リッチランドを経て蛇行しながら林道を進み、景色が良くなってくると「半原越」です。右手の登山入り口は経ヶ岳へ、左手は本日のコースである仏果山への登山入り口である。
登山口から10分ほど丸太組みの階段道を登り、害獣よけのフェンスを押して中にはいると尾根道となる。革籠石山を越えると細い山稜となってくる。ロープを使う箇所や露岩を慎重に登ると、突然仏果山(標高747m)の山頂にでる。頂上は欠けた三角点標識に並んで「お地蔵様」が置かれ、周囲は木々が茂り、暗く見渡せない。頂上がコース指定撮影ポイントのため記念写真。ただ、頂上から少し下がった地点に鉄製の高い展望台がある。展望台からは西に大山・丹沢山塊、眼下には「宮ヶ瀬湖」、東に愛川町、東京方面、北に陣場山など、360度一望できる。
仏果山から半原方面の下りは、緩やかである。手入れの行き届いた美林や秋の花(あざみ、しょうま、野菊等)を楽しみながら、ススキを横に下ると宮沢林道からの登山道入り口。直進し降りると秋葉沢沿いの半原の集落に出る。川沿いにほたるの里、かたくりの自生地などがある。石仏と道標、関東ふれあいの案内板等が角々に設置されている。用水を塞き止め、鯉を育てている鯉の里を、右に曲がるとコース終点半原バス停の発着場が見えてくる。
リーダーコメント
丹沢山塊の東に位置する仏果山(関東ふれあいのみち神奈川コースの最高地点)に登り、山頂展望台からの大展望と森林浴を楽しむコースです。仏果山への登山口は宮ヶ瀬からが一般的ですが、今回は昔の道路を利用し半原越で登るものです。こちら方面の山登りで心配するヒル被害は下見、今回と皆無でした。参加の皆様お疲れ様でした。
次回、11月7日(火)⑰北条武田合戦場のみちは、今回のコース起点である坂尻バス停から同じ林道を歩き半原越から標高633mの経ヶ岳を登り、その後標高約100mの「田代半増坊」まで降り、続いて10.7kmを歩きます。合計距離が16.2km、歩行時間が約6時間かかる関東ふれあいの道(神奈川版)の中で、一番のロングコースです。
そのうえ、終点の韮尾根バス停を通るバスの本数は少ないため、場合によっては、半原バス停まで歩かなければならないこともあります。秋の日暮れ対策にランプの携帯をお願いします。半原バス停から本厚木駅までのバスの所要時間も、ラッシュ時間帯と重なりますので、余計にかかります。本厚木駅到着には19時頃を想定しています。体調を整えてご参加下さい。