2023.04.14【高松山】報告 直江忠彦
2023年4月14日(土) 天気:曇り レベル :一般向
◇担 当 L :直江忠彦
◇参 加 L :山川美恵子
◇投 稿 者 :鈴木榮男
◇参 加 者 :19名(女性15名、男性4名)
◇所要時間 :5時間55分(休憩・昼食含む)
◇歩行距離:約16km
<コース>
JR御殿場線山北駅9:35→高松山ハイキングコース入口10:24→ビリ堂11:50→12:30高松山
13:10→桜平13:45→尺里峠13:50→15:30高松山入口バス停=小田急新松田駅
<標高図>
◇出発時刻/高度: 09:35 / 80m 到着時刻/高度: 15:30 / 87m
合計時間: 5時間55分 合計距離: 16km
◇最高点の標高 : 801m 最低点の標高: 79m
累積標高(上り): 923m 累積標高(下り): 900m
<ナツトウダイグサ(夏燈台草)>
タカトウダイグサより早く開花。初燈台?
<ミミガタテンナンショウ>
耳たぶのような張り出しがある.
「天南星」とは中国で夜空に広がる星の意味をあらわし、葉の広がる様子をたとえたもの。
標高600m地点
ビリ堂の由来は、一番ビリ、最後にある観音堂のためビリ堂と言われた。
文化十年(1813)の銘が刻まれていた。徳川家斉の時代。廻船商人高田屋嘉兵衛(1769~1827江戸後期の海運業者。淡路の人。蝦夷交易を中心に活躍。)が、1812年国後島沖で,ゴローニン幽囚の報復としてロシア海軍に捕らえられる。翌年帰国後はゴローニンの釈放その他,幕府とロシアとの仲介に努力。幕府蝦夷御用船頭にも任じられた。なお、高田屋嘉兵衛については、『菜の花の沖』 文藝春秋(全6巻)司馬遼太郎著が刊行されている。
<ミツマタ(三椏)>
コウゾ、ガンビと並ぶ三大和紙原木の一つで、樹脂には、強靭な繊維があり、しわにも虫害にもなりにくく、紙幣や証書、株券など重要な紙の原料に用いられる。都会の木花図鑑(石井誠治著)八坂書房より
<マユミ(真弓)>
ニシキギ科の落葉高木。初夏、淡緑色の小花を多数つける。角ばった果実は、熟せば4裂して赤い種子を現す。材は器具用。雄・雌あるが当木は雄。なお、同じ大きさの雄は高松山の山頂にある。古沢古道を護る会
<虫沢第六天再建経緯>
尺里峠(ひさり)(通称:第六天という。)には、旧来第六天を祀る御堂が建っていたが、昭和10年前後どういう事情か山北町岸の天社神社に移転合祀されたという(虫沢地区古老の話)。その後は、この広場の馬頭観音石像の隣りに小さな石碑としてひっそりと形をとどめていたが、それも戦後のいつ頃からか焼失してしまって台座の石だけが残っていた。近年になり、虫沢古道を守る会の手により、周辺の山道が整備されるにしたがい主鳴き台座の偲び難くとの声が上がり、同会の発願寄進により、第六天の石碑(他化自在天)(たけじざいてん)が新たに建立の運びとなり、平成24年10月6日(土)関係者参列の下、石碑除幕、開眼供養式が執り行われている。ついては、この度の新元号改元及び虫沢古道を守る会発足10周年を期し、後世の人々に周知すべくその歴史的な経緯や石碑建立の事情をここに改めて誌すものである。なお、第六天とは、火災、盗難等、更に家内安全、五穀豊穣の功徳を招来する神霊であるという。令和元年11月吉日 虫沢古道を守る会
最明寺史跡公園、寄等いろいろな登山コースがある。 第六天。尺里峠(ひさりとうげ)
ヤマユリの滝。7~8月頃には、滝の廻りは、神奈川県の県花であるヤマユリで満開になる。
新東名高速建設工事現場。完成すると便利だが、景色が一変してしまう。
<リーダーコメント>
高松山ハイキングコースの登りは、「新東名高速道路」工事の影響で、一部「仮設通路」になり、階段等のアップダウンが長く続きました。高松山山頂は霞んで、丹沢の山々、箱根、富士山等は、くっきりと、見えなかったが、登山客が少なく静かでした。下山路には、春の名残の草花等が咲いて楽しませてくれました。参加リーダー、皆さんのおかげで、安全山行が実施されました。感謝します。直江忠彦