2023.05.27【矢倉岳】報告 中嶋要一
矢倉山より。箱根山(神山)。大涌谷が噴煙をなびかせていた。
神山は神奈川県足柄下郡箱根町にある標高1,438mの山で、箱根山の最高峰である。古くから神の山として崇められてきたことからこの名がついた。箱根火山の中央火口丘の一つ。約3,000年前に山体を崩壊させ、堆積物がカルデラ内の川をせき止めて芦ノ湖を形成した。
2023年5月27日(土) 天気:晴れ レベル3⃣ :一般向
◇担 当 L :中嶋要一
◇協 力 者 :鈴木榮男(投稿)
◇現地協力者:池田正義
◇参 加 者 :31名(女性24名、男性7名)(うち、お試し参加:9名)
◇所要時間 :6時間35分(休憩,食事等含む)
◇歩行距離 :13.5km
<コース>
小田急新松田駅=矢倉沢バス停9:20→前田橋9:38→矢倉岳(11:38~12:25)昼食→山伏平(清水越え)12:45→足柄万葉公園14:00→足柄峠14:30→15:55JR御殿場線足柄駅
<標高図>
出発時刻/高度: 09:20 / 255m 到着時刻/高度: 15:55 / 329m
合計時間: 6時間35分 合計距離: 13.5km
最高点の標高: 867m 最低点の標高: 244m
累積標高(上り): 861m 累積標高(下り): 784m
<リーダー挨拶>
バス下車後、しばらく歩き、矢倉沢公民館前の広場で、リーダー挨拶。コースおよび協力者、お試し参加者紹介。箱根ジオパーク、観光案内図、矢倉沢散策図等の看板があった。
<矢倉岳について>
足柄平野から眺めると富士山横に見える「おにぎり」のような形をした山が印象的な、神奈川県南足柄市の「矢倉岳」。標高870m。矢倉岳と金時山の鞍部にある足柄峠を越える旅人を見張る櫓のような山容をしていることから、矢倉岳と呼ばれるようになったともいわれている。足柄山地の多くは約200 – 70万年前に形成された足柄群層と呼ばれる堆積岩の地層からできているが、矢倉岳は足柄群層に貫入した石英閃緑岩によって構成されている。 現在の矢倉岳は※貫入した石英閃緑岩体が隆起して浸食を受けた姿であり、この貫入岩体は約100万年前に形成された比較的新しい深成岩とされている。
※貫入とは、すでにある岩石に割れ目やすき間ができて、そこにマグマが入り込んで固まって岩脈を作ることで、貫入した岩石は貫入された岩石よりも新しい時代にできたものです
金時山とその後ろに、愛鷹山等の連山が見える。。右側の富士山は雲に隠れている。
万葉公園・足柄峠~21世紀の森・洒水の滝 足柄峠・地蔵堂~矢倉岳・21世紀の森
<足柄山地>
足柄峠には足柄の関・足柄城址・笛吹塚・聖天堂・万葉公園・・・・、
足柄山地とは、神奈川県と静岡県の境にある山地。箱根山の外輪山北端にある金時山 (1212m) から北方に酒匂 川の谷まで続く。最高峰は金時山で,ほかに矢倉岳 (870m) などがある。坂田金時(公時)が生れ育った地との伝説で知られる。中央に足柄峠があり,古くは峠付近を足柄山と呼んだ。
金太郎が熊と相撲の稽古 ハッケヨイヨイ ノコッタ ハッケヨイヨイ ノコッタ
まさかりかついで きんたろう・・・「金太郎」は作詞・石原和三郎、作曲・田村虎蔵による唱歌。明治33年(1900)『幼年唱歌』に掲載された。 天延4年(976)金太郎〔天暦10年(956)~寛弘8年(1012)]は、足柄峠にさしかかかった源頼光と出会い家来になった。名前も坂田金時(公時)と改名し、京にのぼって頼光四天王(渡辺綱、坂田金時、碓井貞光、卜部季武)の一人として大江山の酒呑童子をはじめとする妖怪退治に活躍したと言われています。
<聖天堂>
大聖歓喜双身天(石造1.8m)をまつり、ご利益は、一家和合、商売繁盛、縁結び、厄除で毎年4月20日の大祭には多くの観光客でにぎわう。日本三大聖天尊のひとつ。浅草の待乳山聖天、埼玉県熊谷市の妻沼聖天山歓喜院
ケヤキの古木は安産、子宝の神木。平成11年の台風で倒れ、現在は根の部分のみが残っていました。
毎年九月の第二日曜日に神奈川県足柄市と静岡県小山町の共催で行われる足柄峠笛まつりにおいて、相模の國(南足柄市)と駿河の國(小山町)が領地争奪綱引き合戦を行い勝者は次回の笛まつり開催の日まで、この足柄峠広場を領地とする。
足柄城は大森氏により築かれたとみられ、その後天文5年(1536年)頃に北条氏綱により改修されたと見られるが、正確なところはわかっていない。天文24年(1555年)に北条氏康がこの城に改修をおこなったとされ、これは氏康が三田郷(神奈川県厚木市)の百姓に足柄城普請の人足を出させることを命じた記録からわかっている。ウィキペディア(Wikipedia)より
<サンショウバラ>
サンショウバラ(山椒薔薇、学名:Rosa hirtula)は、バラ科バラ属の落葉小高木。別名、ハコネバラ(箱根薔薇)ともいう。
ニシキウツギ(二色空木)、海沿いで見られるハコネウツギに対して、ニシキウツギは主に山地に自生し、ハコネウツギよりスリムな花型で花数が少ないため、やや控えめで楚々とした印象です。
<リーダーコメント>
新松田駅からのバスは混んでいました。しばらく歩き、矢倉沢公民館前の広場で受付、挨拶。コースには、いろいろな色の空木(赤・白)が咲いていました。また、モチジイチゴ(黄イチゴ)の実もなっていました。石仏(野仏等)や碑が多くあった。万葉集の歌碑等あり心を癒してくれました。今回は、お試しの人が多かったが、皆さん、協力者のお陰で、無事山行終えることができました。ありがとうございます。中嶋要一
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