2023.12.16~17【丹沢主脈縦走】報告 木村博子
雲一つない青空の中、真っ白な雪を被った富士山、そして相模湾から伊豆大島まではっきりと、観ることができました。まさしく、絶景の連続で、丹沢山塊最高峰の蛭ヶ岳を含むのびやかな縦走路を、充分楽しむことができました。
▼日時 ： 2023年12月16日（土）～（日） ▼ 天 気 ： 16日 晴れ後、霧 17日 快晴
▼ レベル ５：やや健脚向
▼担当 Ｌ ： 木村博子（投稿）
▼参加 Ｌ ： 加藤正彦・下倉章治
▼参加者 ： 19名（男性5名、女性14名）
▼行動時間 ： 16日 約6時間20分（休憩時間含） 17日 約8時間20分（休憩時間含）
▼コース ： 16日 小田急線渋沢駅 8：55 ＝ 大倉 9:10 → 見晴茶屋 10:20 → 堀山の家 11：50( ～昼食12:10 ) → 塔ノ岳 14:00 → 丹沢山 15:30 みやま山荘 （泊）
17日 みやま山荘 6：45 → 蛭ヶ岳 9:00 → 地蔵平 10:00 → 姫次 11:00( ～昼食11:20 ) →黍殻山 12:20 → 焼山13:20 → 焼山登山口バス停 15:30 解散
大倉バス停にて挨拶
いよいよ、大倉尾根です。真っ直ぐに伸びた杉の木立ちの中を気持ちよく歩きだすことができました。
雑事場の平にて休憩
見晴茶屋
見晴茶屋で休憩。相模湾が観えてきました。お天気を心配しましたが、晴れてきて一安心です。
堀山の家
堀山の家の前の小草平で昼食タイム。これからの登りに備えます。
ここから、急な登りが続きます。
相模湾がはっきりと観えます。
高校1年の春に、初めて重い荷物を背負って登った想い出深い大倉尾根。その頃は、赤土で覆われ、とても歩きにくい道でした。都心に近い丹沢は登山客が多く訪れ、裸地化が問題となっていきました。その後、荒廃してしまった登山道を回復させるとともに、植生保護のために階段が造られました。そのため、とても歩きやすく快適な登山を楽しむことができました。山を守ってくださった方々に感謝です。
展望が素晴らしい塔ノ岳山頂に到着。残念ながら、霧に覆われ、眺望は得られませんでした。
霧に包まれた尊仏山荘。絵になります。
丹沢山に到着です。とても、可愛らしい表示物がありました。
みやま山荘にて、夕食。とても、賑やかでした。
野菜もたっぷり付いた焼肉に笑顔です。栄養満点で元気をいただきました。
夕方から夜中まで、雨が降り続き心配しましたが、明け方前から予報通り晴れました。富士山から愛鷹連峰、そして、丹沢湖もはっきりと観えました。日の出前には、満天の星と夜景も観ることができました。街の灯りはきらきらと宝石のように輝いていて、とても綺麗でした。
大山の向こう側から、朝陽が差し込んできました。
丹沢山の山名板の前での集合写真。充分な休息が得られ、皆さん元気いっぱいです。
丹沢山から蛭ヶ岳に向けて元気に出発。富士山を観ながらの稜線歩きは最高です。
とても歩きやすい道でした。
相模湾と伊豆大島がはっきり観える場所で休憩。
東の空から太陽が昇ってきて、その恵みで寒さはそれほど感じられず、快適でした。
不動ノ峰。建て替えられ綺麗で立派になった不動ノ峰休憩所がありました。
棚沢ノ頭。
これから向かう蛭ヶ岳。山頂に蛭ヶ岳山荘があるのが見えます。
鬼ヶ岩。急斜面です。
皆さん、急な斜面を慎重に降りていきました。
蛭ヶ岳山荘に到着。
宮ケ瀬湖と八王子、橋本方面の街並みも観えます。
富士山では、風が強いようで、雪が舞っているように観えました。碧い水面の山中湖も観えました。
丹沢山塊最高峰の蛭ヶ岳頂上。眺望抜群で、愛鷹連峰、明神ヶ岳、金時山も観えました。
地蔵平。
姫次で昼食休憩した後、黍殻山に向かう途中。皆さん、元気です。
黍殻山も登りました。
大分、下ってきたので、宮ケ瀬湖にも近づいてきました。
丹沢主脈縦走路の最後の山頂、焼山に到着。
この道は、東海自然歩道の一部なのですね。
焼山のいわれが書いてありました。
焼山登山口。全員、無事に下山しました。
焼山登山口のバス停で解散。
リーダーコメント
数日前には雨予報も出て心配しましたが、その後予報も良い方に変わり、実際、2日目は快晴で素晴らしい眺望の中、縦走することができ、本当にありがたく幸せな気持ちになりました。みやま山荘到着後、いろいろな方とお話をすることができ、楽しいひと時をもてたことにも感謝です。参加してくださった方々、並びに、参加リーダーの方々のご協力と支えによって、皆さんが無事、丹沢主脈縦走を終えることができました。皆様のおかげです。本当にありがとうございました。
9月の八王子城山（初山行）に始まり、10月の雨飾山荘～雨飾山、そして、11月の三条の湯～雲取山、そして今回の丹沢主脈縦走、全てとても想い出深い山行になりました。今回も、一緒に歩いてくださるお仲間がいること、そして素晴らしい眺望の中を愉しく歩くことができることに、感謝の気持ちでいっぱいになりました。今年の山行の反省点を来年の山行に活かしていきたいと思っています。来年もどうぞよろしくお願いいたします。