2024.04.06【矢祭山】報告 松木千恵子
2024年4月6日(土) 天気:小雨のち曇り レベル[3]一般向
◇担 当 L :松木千恵子
◇参 加 L :中嶋要一、須賀光夫
◇協 力 者 :桜井敏子、鈴木榮男(投稿)
◇参 加 者 :19名(女性:14名、男性:5名)
◇所要時間 :3時間20分(休憩等含む)
◇歩行距離 :5.2km
<コース>
JR水郡線矢祭山駅11:25→日月岩11:40→12:20天道塚12:25→12:42矢祭山12:49→13:23休憩所(昼食)13:55~あゆのつり橋→夢想滝14:07→あゆのつり橋14:18→新夢想橋14:36→矢祭山駅14:45
<矢祭山>
100本を超えるソメイヨシノと約5万本のつつじが矢祭山の春を彩ります。
奥久慈県立自然公園矢祭山(昭和23年10月18日指定・面積668ヘクタール)。山は奇岩怪石に富み、久慈川の清流とともに雄大な景勝地で、四季折々の景観は素晴らしく、「東北の耶馬溪」と称されています。
公園内には、西行法師・水戸光圀・阪正臣の歌碑と本居豊頴が撰文した矢祭山の碑があり、百数十年を経た数多いツツジが松・桜とともに生育しています。
また、このあたり一帯は、鳥獣保護区として指定され、キジ・ヤマドリ・ムクドリ・キビタキ・カワセミ・ツグミ・ヒガラ・イカル・サンコウチョウ・コルリ等の野鳥や、イノシシ・ウサギ・キツネ等約90種類以上の鳥獣が生息しています。秋の風情は目を見張るものがあり、澄み切った青空、鈴虫・松虫の鳴く音、当り一面燃えるような紅葉などが満喫できます。
山は奇岩怪石に富んでいた。平安時代に八幡太郎義家(源義家)が奥州征伐の折、戦勝を祈願して風光明媚なこの地の岩塊に矢を納めたのが矢祭という名前の縁起といわれる。
水郡線(水戸~郡山)矢祭山駅に到着。霧雨が降っていた。
矢祭山駅(やまつりやまえき)は、福島県東白川郡矢祭町大字内川字矢祭にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)水郡線の駅である。福島県及び東北地方の鉄道駅では最南端に位置する。
<天道塚>
春と秋に農耕作を休み大日如来と月宮天子の織幡を立て、持参したご馳走を供えて、鉦を叩き念仏を唱えながら無病息災と五穀豊穣を祈願した場所。 天道とは関東に広く分布する天道念仏 (太陽信仰)のことと思われます。
<夢想滝>
古く山下無双瀧と書かれていたが、現在は夢想滝として親しまれている。約1200年前、弘法大師(空海上人)平安時代初期、807年(大同二年)に湯殿山開基の東北行脚中に立ち寄り、念仏を唱え護摩壇を築いた地と伝えられ、その後大師につながる人々により浮動明王が安置された。護摩を焚いた地から続く谷間には霊気が感じられると言われ、パワースポットして人気がある
<矢祭山で咲いていた花>
<ショウジョウバカマ>
ショウジョウバカマの名前は紅色の花を能楽で使う能装束の空想上の「猩々」(オランウータンの意味もある)赤い頭の毛と見立て、花の下の葉を袴と考えたものだと言われています。別名: カンザシバナ(簪花)
<ニリンソウ>
<イチリンソウとニリンソウの見分け方>
①花茎につける花の数
イチリンソウは主に1つ、ニリンソウは1~4つ
②花茎につく葉柄の有無
イチリンソウは葉柄を持ち、ニリンソウには葉柄はなく襟巻の様に葉柄を包む
ニリンソウの葉には白い斑がある
③花の大きさ
イチリンソウは直径4㎝ほど、ニリンソウは2~3cm
<リーダーコメント>
水戸駅から水郡線に乗り換え 車窓から移り行く田園風景を眺めながら1時間30分程のローカル線の旅を楽しみました。
駅前の矢祭山公園に、登山道入口の道標があり分かり易い。
日月岩から急登を登ると天道塚です。
陽あたり良い斜面に春ランが沢山咲いてて癒されます。
天道塚からは360°の展望で幾重にも重なる山並みが望まれました。
少し下り登り返すと、矢祭山山頂です。382mの低山ですが福島百名山の一座。
下山し遅い昼食です。
あゆつり橋を渡り夢想滝に、展望台を経て杉コース ツツジコースと歩く予定でしたが、帰りの電車の時間に合わせ 久慈川周辺の散策に変更しました。
昨年 この時期に訪れた時は満開でしたが、今年は開花が遅れ3分咲きでした。
都心を離れてのんびりと山里の春を楽しみました。遠路 参加頂き有難う御座います。松木千恵子