2024.08.24【笹子雁ヶ腹摺山】報告 松木千恵子
<矢立の杉>
樹齢1000年を超す樹高約28m、根廻り14.8m、目通幹囲9m、幹は地上約22mで折損し、中は上まで空洞となっています。
2024年8月24日(土) 天気:くもりのち雨 レベル[3]一般向
◇担 当 L :松木千恵子
◇参 加 L :中嶋要一、山川美恵子
◇協 力 者 :桜井敏子、鈴木榮男(投稿)
◇参 加 者 :29名(女性:24名、男性:5名)
◇所要時間 :6時間(休憩等含む)
◇歩行距離 :8.8km
<コース>
JR笹子駅=新中橋バス停→登山口9:20→1,188m地点10:50→11:45笹子雁ヶ腹摺山(昼食)12;15→尾根道分岐12:45→笹子峠13:40→矢立の杉14:15→新田バス停15;20→新中橋バス停15:49発=JR笹子駅
この標示板の「水造」はいったいなんだろう?。「水源林造成事業」の略であり、その事業が行われているエリアの標です。民間保有の山や林で、その場所が水源涵養上重要な場所だけど保有者が整備出来ない場合に行われるセーフティーネットの事業です。
<シロオニタケ>
山道を歩いていたら、変わった大きなキノコが生えていました。
シロオニタケはカサの直径が9~20cmほどの大きさのキノコで、カサの表面は真っ白で微粉に覆われていて、角錐形の尖ったイボが全体についています。シロオニタケは幼ない時はほぼ、カサの前面にこのイボが見られ、幼菌時は丸い形をしていますがだんだんカサが開いていき最終的には円盤状の平らな形のキノコになります。シロオニタケは胃腸などの消化器系の中毒症状や神経系の異常をきたす毒をもっています。
ママコナ(飯子菜) 日本各地の山地に生える半寄生の一年草。和名は花の斑点が米粒に似るから
<矢立の杉>
「矢立の杉」歌碑。歌手の杉良太郎さんの歌にも唄われた縁あって杉の近くには、杉良太郎氏により寄贈された身代り両面地蔵菩薩がまつられています。
<矢立の杉>
樹高約28m、根廻り14.8m、目通幹囲9m、幹は地上約22mで折損し中は上まで空洞となっている。
梢頭の数枝は風害によって白骨化している上に、幹の空洞内は昭和4年の火災で木炭化している。この木は甲斐国誌、甲斐叢記などの古い本に記され、江戸時代末期の浮世絵師・葛飾北斎や二代目歌川広重の名画にも残されているなど、古来有名な木であるとともに、スギの巨樹として県下有数なものである。また、樹齢1000年を超す矢立ての杉は、戦国時代合戦に赴く武士が必勝を祈願して、この木に矢を射ったことからその名前がついたと云われている。甲州街道が開通し人々の往来も盛んになり、旅人たちの憩いの場となった。
テラスにベンチが置かれていました。早く降りても、バス停で待つ事になるので長い休憩をとりました。
<笹子追分人形の歴史>
笹子追分の人形芝居は、笹子町追分新田地区に伝わる、淡路の諸座や文楽などと同じ三人遣い様式の人形芝居で義太夫節を伴奏として人形を操る郷土芸能である。これも笹子駅に建っていました。
<笹子追分人形発祥の地>
新中橋バス停から新田バス停の間にありました。
<リーダーコメント>
天気が不安定で 何時何処にゲリラ豪雨に遭遇するか?不安の中
迷いましたが実施いたしました。
バスを下車、山道に入るとゴロゴロと雷の音です。
杉林の中ジクザクと高低差750m、登りの連続です。1188m地点からはきつい急登です。
水分補給に休憩を取り、ゆっくりと時間をかけて山頂に到着する。
秀麗富嶽十二景4番の山ですが、残念なから富士山は望めません。
下山は暫く急降下が続き、やがて尾根道の分岐点、幾つかのアップダンンを繰り返し笹子峠に、天気も回復し涼しい風をうけ快適です。
甲州街道を少し歩くと矢立の杉の分岐があります。また山道に入る。
道標がなく下見の時、迷った道です。慎重にに記憶を辿り、矢立の杉に無事到着です。
早く降ってもバス停で待つ事になるので長い休憩をとる。 歌碑や見事な古木の杉を観賞する。 再び甲州街道にでる。その頃にポツリポツリと雨が降りだしました。
幸いににも大雨にならず傘で雨を凌ぐ。
帰りのバスは、1本しかない、余裕で乗る事が出来ました。
参加リーダー 協力者参加者 皆様の協助で無事山行ができました。
感謝致します。ありがとうございました。 松木千恵子