2025.2.16【曽我の里・曽我梅林】 報告 木村博子
可愛い梅の花をたくさん観ることができ、幸せな気持ちになりました。春の陽射しの温もりは何ものにも代えがたいものであることを実感できた一日でした。
▼日時 : 2025年2月16日(日)
▼ 天 気 : 曇り時々晴
▼ レベル: 2 一般向弱
▼担当 リーダー : 木村博子(投稿)
▼参加 リーダー : 松木千恵子・下倉章治・屋代 茂
▼協力者 : 宮永基久
▼参加者 : 33名(男性8名、女性25名)
▼行動時間 : 約4時間30分(休憩時間含)
▼コース : 国府津駅10:10→真楽寺10:15→菅原神社10:20→光明寺10:40→西山農道11:20→高山下分岐12:00~12:20(昼食休憩)→見晴台12:50→満江御前の墓13:20→二宮尊徳遺髪塚13:30→曽我梅林13:40~14:15→下曽我駅解散14:40
国府津駅前の案内図です。これから向かう真楽寺・菅原神社・みかん山について記載されていました。見どころいっぱいの地域に期待が膨らみました。
国府津駅から わずか400 m の所にある真楽寺です。立派な門構えに歴史を感じます。
聖徳太子の開基にして天台宗の寺でしたが、親鸞上人が浄土真宗に改宗しました。
真楽寺のボダイジュ。市指定天然記念物です。樹齢三百七十年位と推定されています。
国府津の天神さんで知られる菅原神社は正暦5年(994年)に創建されたと伝えられています。水神の傍らにそびえる御神木のムクノキは、江戸時代の記録にも見える老木で、小田原市天然記念物に指定されています。
菅原神社の境内には、「曽我の隠れ石」と呼ばれる大きな石がありました。曽我兄弟が父の仇である工藤祐経を討つためにこの石に隠れていたが、警護が厳しく涙を吞んでそのまま見送ったと伝えられています。
「撫で牛」は、道真の神使とされていて病気治癒に効くとされています。自分の体で治してもらいたいところを撫でたあと、牛の座像を撫でると霊験あるとのことで、皆さん試されていました。
坂路を登り終えると、満開の河津桜に出逢えました。花の蜜が大好きなメジロも、春の暖かさに誘われ、嬉しそうに飛び回っていました。
みかん山から箱根の山並みがはっきりと観えました。向かって右から少し雲がかかった富士山、明神ヶ岳、明星ヶ岳、神山、駒ヶ岳、上二子山、下二子山。下見山行の時に、みかん山の地主さんが教えてくださいました。
西山農道を歩いていくと、たくさんのスイセンが、私達を出迎えてくれました。甘い匂いがして心楽しく歩くことができました。
見晴台から観た箱根の山々。みかん山からは観えなかった金時山もはっきり観えました。素晴らしい山並が観えてラッキーでした。
二宮尊徳遺髪塚。尊徳の母親の実家が曽我別所村の川久保家で、家運が傾きかけていた川久保家を再興するため、尊徳は復興の指導を行いました。そのため、尊徳が亡くなってから、その遺髪は曽我に持ち帰られ、遺髪塚が建てられました。
大山への参詣道が「大山道」で、相模平野の各地から多くのルートがあった。曽我の大山道は、千代→曽我原→殿沢川→曽我別所→六本松峠→田中のルートである、と記されています。
甘い香りのロウバイも満開でした。つやのある黄色い花弁が見事でした。
本日の軌跡です。
リーダーコメント
数日前の天気予報では曇り時々雨ということで、お天気がとても気になりましたが、幸運にも暖かい陽射しに恵まれ、風もほとんど吹かない穏やかな中、曽我の里を歩き、多くの史跡を巡ることができました。春をたくさん感じることができ、嬉しくなりました。今回も、参加リーダー、協力者、参加された方々の御協力により、無事に山行を終えることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。 木村博子