2011.07.21~23 [南会津の金塚山.帝釈山~田代山・大峠~流石山] | 東京ハイキング協会

2011.07.21~23 [南会津の金塚山.帝釈山~田代山・大峠~流石山]



平成23年7月21日(木)~23日(土)

 南会津の金塚山.帝釈山~田代山・大峠~流石山

リーダー: 小林 妙子 (投稿)

協力者: 中村 利弘; 石川 孝子; 三上 豊子; 村岡 肇; 池田英子;

参加者:21名 (女性14; 男性7)

コースタイム

7/21(木)  会津 中山 (金塚山)856m   歩程3時間  

台風予報が太平洋沖へ北上し 曇り空       気温18-21℃

 JR日暮里駅北口7:00=扇大橋IC=東北道練馬IC7:24=佐野SA8:00-:10

=那須高原SA9:15-:32=2h40’東北道白河IC9:40==小田倉原 4号国道~

国道289号~R121 23’塔のヘ吊駅 10:00  [40’北登山口10:40神社広場

=南登山口へ車で戻る=下郷町物産館駐車場下車歩行始め 11:15—林道

途中で昼食11:50-12:15–中山電波中継場 -45’湯野上温泉(北登山口)分岐5’-

–山頂13:05-:15 —-林道 南登山口14:13】 下郷物産館14:30-:38 =横川百姓屋

15:40-:55=塩原おおるり16:20 バイキング夕食17:30~酒類飲み放題 18:30

     

明るい気持ちのよい林道  登山口      180の階段   暗い樹林の道
 

    

  ホタルブクロロード  薮のからまる電波塔   3等三角点    旭岳の後方に流石山

 

    

全員記念写真    北コースの分岐  山頂から赤い鉄橋 第6風穴指定地花畑

 

 

下山後に下郷町物産館から望む金塚山(中山)

 

  山の状況

中山(金塚山)  地図:「湯野上」   

 アプローチ:東京から東北道白河インターを出て昨年開通した中山トンネルを

通過し国道121号線(118号線)へ出ます。

湯野上温泉駅へ向かい下郷町方面を過ぎ右ガソリンスタンドの直ぐ先の左側に

「国指定天然記念物中山風穴公園入り口」の白い棒の標識を見て左折し上がる。

左に神社の鳥居があり坂を左へと上ると神社の駐車場がある。風穴のみが目的で

あれば、さらに上って「いこいの広場」駐車場まで行けます。

・トレッキング (大自然を満喫、登山コース) 約5km(約3時間)

・ウォーキング(高山植物散策コース) 約4km(約2時間)があり、なるべく

短時間で両方を回る予定でした。 北登山口の湯野上温泉側から入り、

南口の塔のへ吊り駅側へ出る計画です

現地へ着くと神社前広場というのは、入口が狭いが車道を神社の右上に

上がったところでした。

車は、いこいの広場展望台へ最終下山のお迎え予定地でしたので、確認のためか

直ぐに走り去りました。

準備体操を始め、いざ地図と磁石を合わせ出発です。しかし登山道らしきものは

見当たりません。よく見ると足元に階段らしきものが藪に隠れています。

それこそ藪で登山が思いやられました。

そこへ地元の軽トラックが上がってきました。手を挙げて聞いてみますと地元観光

興振協会代表の方で、 この震災で山開きを中止し仮払が出来ず、藪が酷いので

南コースを往復にしてほしいと言われました。

地図では北コースは大半が急登です。さもありなん。南口への道を聞いていると

我々のマイクロ車が戻ってきました。なんとラッキーなのでしょう。国道121号線を

一駅近くの下郷へマイクロで戻り、下郷町物産館で下車します。今朝から涼しくて

台風が去り小雨が降り雨具を着たくらいです。昨夜から凍らせた飲物が氷の塊で

水分が摂れません。急きょトイレと水分の買い物です。

早々と野菜の物色する人も多く下山まで預かると言うのです。野菜類が易い。

南口と言ってもわかりずらく、個人の林道で車では入れない。入口は.国道沿いの

物産館手前の右側に“マザーリップ”コーヒー店の先の林道で、道が良くマイクロも

入れそうです。しかし5分も行くとモーテルの廃屋があり鎖のゲートになります。

だんだん悪路で歩きずらくなり、いい加減飽きてきたころ 町の12時の音楽が良

く聞こえてきて、昼食にしましょうと、腰を下ろす。

ナラや沢ぐるみの自然林は明るく、気持がよくすがすがしい。そこから林道終点に

着くと立派な標識があり藪に隠れますが地図も彫ってあり判り易い。急登の180

階段が始まります 上部に中山大川ダム中継所施設やマイクロウエィブアンテナ

の保守のためでしょう。

施設の上に出ると、鹿のかじった標識が現れ直角に左折します。

1本の細い登り道が導き、ホタルブクロが,一面です。登りきるとマイクロ電波塔で

アケビや山ブドウ、マタタビが絡まり埋まりそうです。

コルになると左に湯野上北登山道の分岐があります。二,三度アップダウンがあり

三等三角点が鎮座し小広い山頂でした。何よりも眺めがよく、二股山や流石山の

裏那須が連なり眼下には塔のへつりからもよく見えた赤い鉄橋です。 

帰路は同じ道を戻ります。食事した処で単調な道はどこも同じに思えますが、”ここで

”と言い立ち止りました。すると口紅を見つけRさんの物でした。これもラッキーでした。

天然記念物中山風穴地特殊植物群落 昭和39627日国指定中山風穴地

特殊植物群落は、第1指定地から第6指定地まで、6ヶ所の地域が国の天然記念物に

指定されています。この指定地は、標高480m560mと低いにもかかわらず標高

1500m2000mの高山と同じ気象条件をもっています。

その為春先から秋にかけて岩石の隙間から冷風が噴出し地中温、地表温が外気と

比べて著しく低くなっています。

風穴地帯では周囲の植物とくらべ特異な植物群落が発達し、オオタカネバラ、

ヤナギラン、ベニバナイチヤクソウなど亜高山帯以高に成育する高山植物が

群落をなしています。この中山風穴地は、他の風穴地より規模面積等も大きく、

特にオオタカネバラの群性は、全国でも例をみない規模の大きさと看板標識に

書かれています。この第6指定地はお花畑でアツモリソウが今咲いているとの事、

今朝の地元の人が言いました。期待のオオタカネバラは終わっていました

濃いピンクのヤナギランは目立っていました。

今回は風穴巡りは、時間の関係で次の機会にしました。

また第1日目は大峠~流石山でしたが、 前日までの台風の雨で3日目の

大峠までの登山道を危惧し初日に中山トレックへ変更しました。

反省点:福島の地震被災地へ向かうのに地元へ確認することを怠りました。

 なにせ私事 イギリスから帰国し3日目で、時差ボケもままならず、宿との連絡

やら参加人員の確認に気を取られました。 また台風は去って行きましたが一番

心配なことでした。 

7/22 (金) 帝釈山~田代山2059.6m二等▲点/ 1926.3m

三等▲点   歩程4時間40分   23℃ 晴ー曇

 塩原おおるり発8:03(昼食お握り.頂く)=R40010.5k  18’=R121

13.3k 20’=左折R352 56k 32’=左折R35  2沼田街道19k 32’=左折130m=

右折10.5k 1h  (85km 2h25’) 駐車場10:30着[馬坂峠 帝釈山登山口1780m

10:40—帝釈山 11:20-:47 — 田代山避難小屋– 13:20田代山湿原13:35-

–1h30′ -帝釈山 15:04—帝釈山登山口(馬坂峠)15:48-]16:00発= 85km

 2h10’’往路を戻る =18:10着

 塩原おおるり泊バイキング夕食18:45~酒類飲み放題19:40

 

http://www.digibook.net/d/90c4e33ba15904cde5e0d067e326ad23/?viewerMode=fullWindow

 

 

10:25帝釈山登山口                   10:27 ストレッチ体操 馬坂峠にて            

 

  

10:39 木段で整備されています            11:19帝釈山頂標識

 

 

11:20 露出した二等三角点               11:23 記念撮影

 

 11:25 左後方に燧岳。黒岩山 右前衛に台倉高山

 

 

13:18 田代山避難小屋着            13:21 弘法太師様を祭る小屋・兼避難小屋

 

 

 13:27タテヤマリンドウ               13:29キンコウカ咲く田代湿原

 

   

 13:30 ガスがかかり始め展望は無       13:32 足元に沢山の花を確認

 

 

13:32木道脇のキスゲ         15:44 簡易トイレ並ぶ 馬坂峠へ戻る

 

 

     帝釈山~田代湿原  地図:帝釈山湯西川。


山と花に魅せられた作家 田中澄江 花の百名山 オサバグサ

関東と東北を隔てる帝釈山脈の中央に位置する野性の宝庫。標高1,900m級の

流紋岩塊の直登路を ツガ、オオシラビソ、カツラの樹林で包む、雪国の会津高原に

典型的な山上湿原で、高山植物が秘やかに花暦をつづる。

弘法大師の開山と伝えられる太子堂や弘法池を結んで木道も整備されていた。

湿原から2.5km 60分の帝釈山は標高2,060m 奥鬼怒の秘境でもあり、

日光連山や会津高原の眺めが素晴らしい 。

馬坂峠で下車するとトンボが無数に飛び交いアブもブヨもどこへやら風もあり涼しく

すがすがしい。

 東ハイ小林企画は2度目 帝釈山頂は2回 田代山は4度目の踏査です。

オサバグサは殆んど終わりで僅かばかりがみられ、ゴゼンタチバナが目立ち

始めた。ミズギク、ヒメシャクナゲ、ハクサンシャクナゲ、ツルコケモモ、モウセンゴケ、

イワカガミの花は終わり 湿原を一周する時間はなく展望もガスが北から押し寄せ

会津駒連峰は同定できず 早々に戻る。猿倉口へ縦走したほうが下るだけなので

楽なのですが携帯は圏外で馬坂峠も圏外で時間がかかりすぎたが戻ることにした

一名が帝釈の上りで予定よりも時間がかかりすぎ、5名でホローし心配した。

帝釈山を過ぎてすぐに岩場の下りになり 2か所危険です真新しいロープが垂れて

います 山開きが1週間前だったのでしょう。

帝釈山~田代の中間点で朽ち果てた大木に触ったので、緩やかに倒れてきて木の

下に体が入り 男性陣に手を借り 木を退かす事がありましたが、本人に怪我はなく

大事に至らなかったのが幸いでした。今回田代山の三角点は未確認です。

出会った人たちはほとんどが馬坂峠からの往復のようでした。

 

7/23(土)  流石山1812.5m  歩程6時間  曇りー小雨 28℃

  塩原おおるり発(会計済ませる)7:15=会津田島駅7:58=(祇園祭見学15’

「七行器行列」は、別名「40名の花嫁行列」)交通規制により下車出来ず省略=

R400 20’=西街道R121 18’=養鱒公園駅=林道大峠線  =観音沼の先

 野際新田で下車(中型車通行止め)9:15ー9:20—日暮の滝10:26—–林道終点

手前300m付近駐車場標高1335m 登山口11:37—-11:50  鏡ヶ沼西側分岐12:30 

林道終点—-大峠 標高1520m12:45- ~13:10 (大峠山 50’ 14:00 流石山 

 14:15 –30’大峠14:45 鏡ヶ沼西側分岐—- 林道終点1.5h– 観音沼駐車地点

15: 40 ]=230km 3h50’=R121/.R289/.R4 =左折大清水交差点~4号国道=

 白河IC16:00=岩船JCT 17:35 =羽生PA17:50-18:05 =J R日暮里駅北口19:00

  
10:07 日暮らしの滝                11:31 林道終点の石碑

 
12:13 大峠手前の日陰で昼食            12:30 大峠の石仏(1体が増えていた)

 

12:34 流石山を背に 石仏前で     12:35小雨があがり3人の姿が山頂付近に見える

 

 

12:34 ミネウスユキソウ                  ヨツバヒヨドリ

 

  

12:38  ハクサンフウロウ                 13:37 ショウキラン  
  

 13:40 最終水場で水汲みと靴洗い

 

会津田島  大峠~流石山  地図 那須岳 甲子山

 うつくしま百名山 会津百名山ガイダンス 「栃木の山100」より
栃木、福島県境の大峠から流石山・大倉山に向かう稜線を歩くこのコースは展望に

恵まれ、趣の異なった那須連山や会津の村々が見渡せ、お花畑に囲まれた山歩

きが楽しめる。このあたりは栃木でも一番奥深い秘境といえる。

1991年岳人6月号以下抜粋

大量の降雪が、はぐくんだ知られざるお花畑で、咲き誇るその数は約60種。

大倉山・三倉山(1792m)は那須山系にありながら、首都圏の人にはなじみの

薄い山だ。しかしここは、知られざる花の名山なのである。標高が1800mに

満たない山なのに、日本アルプスに匹敵するような多種の高山植物が咲き誇る。

 標高の低い山系になぜこのように多くの高山植物が咲くのだろうか。裏日本型の

気候の為、冬季は多量の降雪と北西の強い季節風が吹き荒れる。

那須連峰中の茶臼岳や朝日岳が晴れていても、大倉山だけ雪が降っていることもある

 大峠の花畑はいつまでも飽きない。 

 ハクサンフウロ(花群生),ハクサンボウフウ(花群生), ウツボグサ
(花群生)
, ホツツジ(満開), アキノキリンソウ(花),コバギボウシ(花)
オヤマリンドウ?(花),フデリンドウ(花)エゾシオガマ(花), ウメバチソウ(花)
トリカブト(花), アザミ(花)シモツケソウ(花),ヤマシロギク(花),ヤマハ ハコ(花),
コゴメグサ (花) マルバダケブキ(花), ヒヨドリバナ(ヨツバヒヨドリ花)
,ミネウスユキソウ(実群生),ニッコウキスゲ(実), オオカメノキ(実)ゴゼンタチバナ(実)
イワウチワ(葉),シャクナゲ(葉), ミツバオウレン(葉), コケモモ(葉)シュロソウ. 

アオヤギソウ.   花の種類は多かった。

マイクロバス中型は車長8mで直角に曲がる橋が渡れず7mの20人乗りだったら

通行できた。また中型車は通行止めになっていました。仕方なく下車して林道を

歩き始め2時間強のアルバイトを強いられた。

日暮の滝(会津のお殿様が日暮れまで飽かず眺めたという2段の滝で、今は木が

茂り上段のみ)までが1時間 さらに登山口林道終点まで1時間かかる (昔会津

から三本槍や江戸まで松川街道として通行していた道)

全員 大峠までは行き 流石山山頂へ向かう人と 二つに

分かれた 。小雨が降り出したが明るく じきに止む。

この企画も東ハイ小林山行は3度目 昔のマイクロローザは林道手前300m

まで入り.今のほうが舗装されてひろい道である。

その時はもちろん大倉山~三倉山~唐沢山もふんでいます。しかも夜行です。

今日のような大峠の花畑観賞もゆっくりできて良いものです。

何事もなく無事に終了した。参加者の協力が大切で、十分に楽しめました。

一人もやめる人もなく がんばり通しました 大変お疲れ様でした。

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