2011.07.26 【青春18切符で飯田線の秘境駅を巡る電車旅】報告
実施日:平成23年7月26日(土) 天候 曇り
報告者:大木 建次
協力者:萩原 勝哉
参加者:14名(男性2名 女性12名)
旅程時間
JR高尾駅8:02→9:46甲府駅9:48→11:15岡谷駅(昼食)12:29→14:38飯田駅14:42→天竜峡駅15:09→18:23豊橋駅18:31→19:05浜松駅9:09→21:33沼津駅21:46→22:05熱海駅22:08→23:45東京駅
旅程概況
高尾駅のシンボル「天狗(写真)」がある4番ホームに全員集合し、受付と同時に用意したリボンをつけ、案内の8時2分発の甲府行きに乗車。甲府で長野行きに乗り換え、飯田線の始発駅の岡谷駅で下車。
飯田線の発車までの時間を利用して、改札を出て食事などを済ませ、ホームに停車中の2両編成の豊橋行き(写真)に乗車。出発進行。飯田線は辰野~豊橋駅間195.7kmに94駅が設置されており、駅間距離が短く、飯田駅(写真)は豊橋駅と岡谷駅から出発する電車の交差駅である。それもダイヤ上は4分間しかない。飯田駅から26分後にライン下りの最寄駅の天竜峡駅に到着。まもなく秘境駅をめざす。
天竜川の渓谷を縫うようにして走る飯田線の一部区間の駅は、断崖絶壁、深い山中にひっそり佇み、人がたどり着けないような様相である。鉄道に詳しい方が、駅を①秘境度 ②雰囲気 ③列車到達難易度 ④車到達難易度等を評価し、ポイントが高いものを「秘境駅=写真」と称し、最近注目を浴びている。この区間には、ランキング2位の小和田駅(写真)を筆頭に、38位の千代駅(写真)まで6駅がある。
「 小和田駅」を過ぎ、静岡県に入り全長約5kmの大原トンネルを通過すると、山や川の雰囲気が変わってくる。川も広く(写真)、人家も見えてくる。駅舎が鬼の面をモチーフにした「東栄駅」になると愛知県である。長篠城、豊川等の駅を過ぎ、終点の豊橋駅である。飯田線の約6時間の電車の旅の終わりである。最後は東海道線の浜松行き(写真)に乗り、2階乗り継ぎ東京駅に。長い電車旅のエンド。
秘境駅ランキング2位「小和田駅」の静岡、長野、愛知県の3県分境案内
リーダーコメント
今回の企画は、昨年東海道線経由で飯田線、中央線で秘境駅を巡り、東ハイの山行案として可能性があるかもしれないと思い、一部の会員に構想を打診したところ、面白い・行ってみたいとの声も聞き、立案いたしました。会報に内容が出ると予想外の反響でした。
7月20日の青春切符の利用開始日に下見に出かけましたが、台風の影響もあり、天竜峡駅で電車がストツプし、急遽引き返し辛くも終電車に乗って帰宅したこともあり、再度そのようなことが無いように23日の天候が心配でした。特に、秘境駅周辺の雷雨があった場合に運転の遅れがあると、東海道線の終電車等に影響するため、時間通りの運行を祈るばかりでした。一方、曇りのため中央・南アルプスの峰は見えず、前衛の山々をみるだけに止まりました。
秘境駅のある区間は、広大な自然の中で、列車の安全を確保するために、小さなトンネルが130を超えるほどあり、駅は停車するものの直ぐに発車するため、タイムリーなシャッターチャンスがとれず、秘境駅の雰囲気が出ているか分かりませんがご勘弁を。
青春18切符での飯田線の秘境駅を巡る長時間の電車旅に、参加の皆様お疲れ様でした。ありがとうございました。来年のために、計画の充電をしておきます。
以上