2011.10.06-08 [宮城 栗駒山と 世界遺産平泉] T.kobayashi報告
平成23年10月06日(木)~08日(土)
平泉世界遺産 観光 と栗駒山登山(日本二百名山)
リーダー: 小林妙子
協力者:石川孝子;池田英子
参加者:5名
コースタイム
10/6 (木)夜 新宿駅西口明治安田生命ビル前 9番出口付近23:30集合(オリオンツアーOR2121便)23:55出発
7日(金) 天気 小雨 午後強い風 気温22℃ 平泉着8:15=★世界遺産観光3h(虹の出る天気小雨)―8 :30—-柳之御所遺跡―無量光院跡—高舘義経堂(拝観¥200)9:00—–中尊寺(拝観¥800)
9:20-10:20—25’旧観自在王院庭園–10:45-50—-毛越寺(拝観¥500)10:55-11:00—- JR平泉駅11:20-11:33 =JR 一関11:41-:47=JR石越駅12:08-:30送迎車=宿 標高650m 14:00 風強く雨
写真をデジアルバムにしましたので時間がありましたら下記のURLをダブルクリックしてご覧ください
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中尊寺 月見坂より周遊 白山神社境内より駒が峰と束稲山
中尊寺 金色堂
旧観自在王院跡池 毛越寺入口
8日(土) 天気 小雨 あり ほとんど晴れ 気温19℃
コースタイム
朝食7:30 宿発8:15=いわかがみ平登山口1130m中央コース8:33-:40—9:08 1310m雨のため傘をさす—–9:30 1430m JAC ‘82期生と新ハイ山崎さんと偶然出会う挨拶—–1..5h 栗駒山頂
1627.4m10:17-:39—15’天狗平1590m 10:48—30’分岐1545m11:30—虚空蔵山分岐11:40-:47-御室分岐11:57 1425m-表コース分岐
1305m大地森コース12:20- 12:51 1205m—-13:10 1130m 初めて人に出会うー 2h30’—大地森コース分岐14:54変則十字路—30′
世界谷地第二湿原—20’–世界谷地第一湿原–世界谷地登山口5h 16:04= 「ハイルザーム栗駒」16:15 =宿の送迎車くりこま高原駅17:00
新幹線はやて)17:16=大宮 =上野駅 *くりこま高原駅 (新幹線 17:16 全座席指定;18:16 全指定) 帰路の新幹線は各自購入 1ヶ月前から
発売 参加費(¥17000)に含まず (夜行バスの人2名) 石越駅17:25–:56=小牛田乗換18:30 =古川駅18:45=タクシー13‘=(極楽湯)21:45
= タクシー=古川駅22:00 古川駅正面P 22:35出発===9日朝 新宿駅西口5:30着
★栗駒山について
最近では1944年11月20日に、小規模な水蒸気噴火を起こし昭和湖を形成した。
初夏の山頂西側に馬の雪形が現れることから山名がついた。また、別名を須川岳(すかわだけ)・酢川岳(すがわだけ)・大日岳(だいにちだけ)・駒ヶ岳(こまがたけ)などとも呼ばれる。
栗駒山は奥羽山脈に属し、焼石岳や神室山とともに栗駒国定公園、「栗駒山・栃ヶ森周辺森林生態系保護地域」として指定されている。山頂へは1時間程度で登れるコースから、原生林を5時間以上もかけて登頂するものまで、変化に富んだ登山コースが10本以上ある。
2008年の岩手・宮城内陸地震により、大規模な地滑りが起きた。宮城県側の周辺には須川、駒ノ湯、温湯、湯ノ倉、湯浜等の温泉が点在するが、地震による影響で休業や廃業に追い込まれる被害を受けた。( Wikipediaによる)
宮城・秋田・岩手の3県にまたがるコニーデ型の休火山。標高1627.4mで、山頂から月山、鳥海山、蔵王連峰、駒ヶ岳、早池峰山、遠く
太平洋まで一望できる。今回は雲が押し寄せはっきり見えず。
1万6千年前より、栗駒山の噴火が作り出した湿原の傍らにある温泉。標高700mの栗駒山の中腹では、ブナの原生林が生い茂り、
湿原には、ミズバショウ、ニッコウキスゲと豊富な高山植物を観察できます夏でも残雪がある。山肌にはブナの原生林、渓谷、滝、
湧き水、雪渓などが手付かずのまま残され、野鳥や獣なども生息している。その南斜面の中腹に広がる世界谷地原生花園は大小8つの
湿原。深さ1.3mの泥炭層の上にミズゴケ類が厚い層となり、5月下~7月上ワタスゲ、キンコウカ、ミズバショウ、ニッコウキスゲの
群落が咲き乱れる。特に6月下ニッコウキスゲが有名で、湿原を覆い尽くすオレンジ色の花々は圧巻。 紅葉時は花は皆無。
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栗駒山の紅葉 1
栗駒山2
山頂にて お室の雪渓跡 夏ならお花畑
広大なブナの森を3時間30分歩く 世界谷地入口へ
★行動と所感: 昨日(10/7)の登山は 風が強く雨になり無理でしょう。 露天風呂は快適で 星空が見え登山は保障されると思う 朝方コジュケイがホテルの周りで鳴いていました。
ホテル前で、栗駒山頂が見え紅葉がだんだん下へ降りていているように感じた。宿のマイクロで他客と送ってもらい、長いシェルターを過ぎる頃、まもなく いわかがみ平に到着。
今は津波地震で復興麻痺している東栗駒下の「いこいの村栗駒」は入り口のみ登山客の駐車で満車。
山に入ると西から雲が怪しい。中腹頃雨がきて戻る人も交差して、縦走も懸念されたが この紅葉山頂までは何としてもと 傘だけ出す。30分で晴れ渡る
山頂の手前の東栗駒経由や須川コースも合わせ大賑わい。このあたりが最も紅葉が美しい。
めずらしい知人にも出会い一時の親交を通わせ、すれ違いになる。おいしいものをいただいてしまった。
いわかがみ平から山頂までは灌木帯で高い木々はない。ハイ松やヤマつつじ、ハナヒリノ木やナナカマド.カエデなど赤色て美しい。
時々雲が、お日様を隠すと色が暗くなり次の瞬間雲が移動すると、鮮やかな色を映し出し何と美しい色なのかと感動しました。
遠方は霞がせまり波打つ山肌の紅葉に感激し、先に進む山のみを気にかけ、圧倒されどうしで上へ行くほど見事な紅葉です。
山頂を超えて西へ進むと岩手県一関側です。須川温泉からの人たちと交差です 狭い道は譲り合いで時間がかかります。
天狗岩を過ぎ秣岳コース・虚空蔵十字コース・須川コースの分岐です賑やかなのはここまで おまけに上空に報道ヘリが何度か旋回して
みんなで手を振っていました。
いよいよ静かになりここからが楽しみです。誰一人歩いていません。右の山肌をへつりながら進みます。左側に通行止め(御室小沢
コース大雨で’88崩壊)を過ぎ 右へまわり南へ虚空蔵方面へ少量の河水が流れる沢を下り十字路へ着き休憩。ここでも湯浜コースは、
立ち入り止め。虚空蔵山へ向かう道は藪ではありましたが下道はしっかりついていました。赤実のイヌツゲやハイ松が、はびこり残雪で
ないと無理でしょう。時間がないので行きません。
山頂に棒状の長い杭が見え手招いています。11:30をまわり 朝食を充分食べたので お腹が一杯です。 ようやくポカリスエットと
途中ですれ違った新ハイの山崎ひろ子さんが渡してくれた大きなアプリコットのドライフルーツなど口に入れました。
皆も元気で紅葉の色で顔色が真赤です。地図を広げ磁石で確認です。すぐ5分で右へ曲がります。 60mの急坂の下りですロープもつい
ています。地図では雪渓の所です。ジメジメと水ぽい草付きとザラ地で石を落としやすいのでロープを頼りに下りますが、途中までしか
ありません。まだ下までおります。そして大地森コース入り口を見つけられません。上から見て左に白い三角錐があります小沢コース禁止の標識でしょうか。非常に迷うところです。 あたりを見回すと夏ならば素晴らしいお花畑です。大きな黒い火山岩が2つあり、右へ
赤の矢印が両方の岩に書かれています。 これで一安心。12:20 この赤色が黄色ならすぐ上からも見つけられるでしょう。
ここから世界谷地まで4時間弱 小沢を飛び越し着地に失敗 片足の靴を濡らす 日頃の運動不足を反省。喜んだのもつかの間 道は
沢筋で荒れ放題 石がごろごろ、しかし道はついています。磁石で何度も確認。紅葉は樹林帯なのでお終い。12:50 かわりにブナの森
です 大きなブナ林です。大地森1154mの周りを1000mあたりを北から西回りにぐるりと半周し 変則十字路へ降りて行きます。
13:10反対から青い雨具の男性の登山者と初めて出会います。「十字路から倒木が多いが1時間ぐらいだ」と言う。その人はこの時間
からだとツエルト持参なのでしょう。
ブナ林に入った途端 クマの落し物やナナカマドの食べ残としが多くクマの生活域は如実に感じられます。
鈴を皆で鳴らしながら人の気配を知らせると逃げてくれると言います。登山道と唯一確認できるのは足元に石原小屋へ4.0㎞と逐一道標が
出てきます 石原小屋というのが地図にはないので、どこなのか確信が得られず方向は間違いないのでそのまま進む。14:54
長い変則十字路へ着き電話が通じたので連絡を取る 「あと1時間かかります」と伝えた。あたりは熊の張り紙だらけです。
ここまで食事もとらず休憩です。 世界谷地登山口で待つ送迎車で16:04 宿へ戻り、預けた荷をもらい温泉どころではなく栗駒高原駅へ
と送っていただき新幹線組と在来線(石越駅)組で別れた。
帰路に車中で支配人との話でクマの被害は少なく鈴やラジオなどで知らせるとすぐ逃げて行くと言うことでした しかしあの広大なブナ
林の長い歩きは何とも心を癒してくれて、疲れを感ぜず、素敵なところでした。このコースは極最近10日前頃から地震以来 役所の人が
調査して、解禁になったそうです。 来る前にメールで問い合わせたところ返事がなく大丈夫と判断しました。
荒れた道は時間がかかりましたが、心を一つに文句も言わず、よく歩いてくれて有難う。皆様、お疲れ様でした。
今回は秣岳コース(天馬尾根)の計画でしたが秋田・岩手県側のバスや交通網の情報が得られず変更しました。
3年前の岩手宮城内陸地震や今年の東北津波地震の傷跡は大きく途中の工事やバス便の変更など、いまなお復興は時間がかかるで
しょう。岩手平泉がこの6月に世界遺産に認定され 観光は広く外国にも知れ渡り 期待したいことです。
宿泊の「ハイルザーム栗駒」 2食と駅までの送迎付 ¥12000 ℡0228-43-4100 は非常に良かったです
宿も楽しく過ごせて きれいで清潔 食事も最高 私どもは 1室にしてもらい メゾネットタイプで和室と階段上にロフトにベット2で
きれいな部屋です 流水プールや9つの温泉プールとサウナがある 宮城県栗原市のリゾート温泉です
また世界谷地のキスゲが咲くころ 泊りに行きたい所です 駅から田園風景と共に富士山状の山が目立ちます
大土ヶ森580.3m(登山コースあり別名十文字富士) その右に中の森610m(別名房山),櫃ヶ森615.9mの三山が並んでよく見えますその
右奥に栗駒山が大きく遠くに控えていました。
mail@eeonsen.com 住所〒989-5392宮城県栗原市栗駒沼倉耕英東50-1 「ハイルザーム栗駒」