2012.04.29 【春の海・岩礁の道】報告
春の海・岩礁の道
実施日:平成24年4月29日(日)天気晴
リーダー:佐野俊一郎
協力L:平山亨
参加L:中嶋要一
協力者:青山昌次・佐々木純子
三浦海岸駅9:00集合京急品川駅7:46発特急三崎口行乗車三浦海岸駅8:56着
京急三浦海岸駅発9:18剣崎行=剣崎バス停9:41→剣崎灯台10:06→江奈湾10:44→毘沙門バス停→毘沙門堂11:30→毘沙門洞窟13:00→毘沙門湾13:18→盗人狩→宮川湾14:02→宮川町バス停14:38=三崎港回り三浦海岸
参加者:48名 男性15名 女性33名
【岩礁の道コース】
三浦半島の先端部の海岸を歩くコースで、浦賀水道や房総半島を眺め、磯遊びを楽しみながらのハイキングができるコースです。
今日のコースは京急三浦海岸駅から京急バスで剣崎行に乗車終点で下車少し汗ばむ陽気の中三浦のキャベツ畑とビニールハウスで栽培されているメロン畑の道をたどり県の景勝百選のひとつ剣埼(つるぎざき)です。東京湾の玄関口・浦賀水道への航路を照らす剣崎灯台が立っています。さらに岩畳を進むと江奈湾です。これより県道を歩いて左に干潟を見ながら坂を上がると三浦七福神のひとつ白浜毘沙門天入口です。畑の中を進み坂を下ると白浜毘沙門天です。ふたたび海岸に出て、磯伝いに歩き毘沙門洞窟の手前で昼食。毘沙門湾を後に磯そして千畳敷を過ぎると盗人狩に着きます。岩畳をさらに進み、左に観音山を見ながら右に曲がっていくと宮川湾です。公衆便所のあるバーベキュー場を過ぎ約300mの坂道を登ると宮川町バス停です。
このコースは磯や岩礁帯を歩くため、足下に十分注意すると共に、高波時や満潮時には、歩けないところもありますのでむりはしないでください。
剣崎灯台10:06
剣崎ー剣崎の名の起こりは、徳川時代の万治元年間であるといわれています。幕府の管財を積んだ船が、この沖で暴風のため難破し、木材もろとも沈没してしまい、そこで海南神社の神主が海に剣を投じて祈ると風波が静まり、木材が浮かび出て、それをくり船で磯に運んだといいます。また、灯台は明治4年に完成し点灯しましたが、震災で破損したのち大正15年に再建されたものです。
剣崎灯台から岩礁に下る途中に、矢の根井戸がある源為朝が伊豆大島に流罪になり、伊豆大島から鎌倉に向けて射た矢が、ここにおちたと言われる井戸がある。
右側江奈湾の干潟
江奈湾の干潟ー「干潟」とは、もともと遠浅の浜のことでひき塩のときに、海底が広くあらわれることをいいます。この干潟では四季を通じていろいろな生物を見ることが出来ます。中でもカニ類が多く、アシ原にはアカテガニ、アシハラガニ、泥場にコメツキガニなど、また、水鳥も多くキアシシギ・ハマシギ・コチドリ・コサギなどを見ることができます。冬はユリカモメ・ウミネコが飛びかい沖の岩礁ではウミウも休息しています。
白浜毘沙門堂
白浜毘沙門天ーここは持陽山慈雲寺毘沙門堂と称し、本寺は大安元年(1368)妙謙和尚によって開かれたもので、ここの七福神の毘沙門天は行基の作と伝えられて、知恵と武勇の守り神としてあがめられています。特に北方を守る武神とされ、厄除け、恵方の神様です。七福神とは、このほか金光恵比寿(円福寺)・寿福大黒(延寿寺)・鶴園福禄寿(妙音寺)・桃林布袋尊(見桃寺)・長安寿老人(白鬚神社)筌龍弁財(海南神社)です。
盗人狩が逃げ切れない絶壁
盗人狩り海岸ー「盗人狩り」とは、昔、盗賊が追われて、この山の端まで来て下を見ると、恐ろしい断崖(高さ約30m)怒涛のさか巻に、ぞくぞくと身震いして足がすくんで動けなくなり、たやすく捕まったところといい、それで「ぬすとがり」の名が残っています。ここの海岸は岩礁で断崖が多く、足下の黒い岩には外海の大波が打ち寄せ、白いしぶきあげています。この波のうねりは大蛇のように、うねうねと寄せては砕かれ、その都度崖に荒々しい音を立てています。
このコース唯一トイレのあるバーベキュー場休憩14:02~14:28
宮川町バス停解散14:38
好天に恵まれ、涼しい海風に汗を忘れ、潮騒を聞きながらのハイキングでした。岩礁の上は歩きにくかったと思いますが怪我もなくご協力ありがとう御座いました。帰りはバスが渋滞に巻き込まれ遅くなりました。バス路線の時刻確認が必要です。