2012.12.11 【会員講習会・基礎講習】報告 | 東京ハイキング協会

2012.12.11 【会員講習会・基礎講習】報告



東京ハイキング協会 会員講習会・基礎講習
平成24年12月11日(火)
会 場:カモシカスポーツ本店に於いて
担 当:理事 會田 政子
午後の部 午後2時開講 参加者 11名
カモシカスポーツ本店各売り場にて講習


① ウエアー  オーロン・タグロンと出たが
最新のアンダーウエアー
ファイントラック(急乾・速乾)汗を吸い取ってくれる。
●上には吸い取った汗を放出する素材の物を着用。
●洗濯には柔軟剤は使用しない(湿気を吸い取る力が弱まる)
最近のウール 長繊維でチクチクしないものが出ている。
汗冷えしない。汗臭くならない
②レインウエアー
イ最近のレインウエアーは洗濯機で洗濯できる(洗濯ネットに入れる)。
洗剤は充分洗い流す→濡れたまま防水剤を入れて回す→脱水はしない→
濡れた状態で影干する→停アイロンをあて布をしてかける(防水性が増す)
ロシールテープは修理が出来る(範囲により料金が異なる)。
③ザックの選び方・背負い方  カモシカ本店資料参照
④登山靴
雪山用の登山靴も軽量化している。ソールが薄くなっている。
⑤軽アイゼンの選び方
イ 4本爪は土踏まずのところに有り歩行時に踏み込む力が必要となる
ロ 6本爪はカバーする範囲が広いので4本爪より力が必要としない
プレートが付いているので雪がつきにくい。
最近はワンタッチ式で簡単着脱のものがある
⑥スットクの選び方
ロックシステムつきのストックの方が安全。
軽量化・短縮化(収納時)しているものが出ている。

2時間近くを実物を手に取り丁寧に説明していただく、
机上の講習とは違い実感・実体験の納得のいく講習でした。

夜の部 午後6時30分開講 参加者 9名
講師 笹原芳樹氏
待合室にてレジュメ中心に講習

1、アタックザックの選び方
①アタックザック購入には試着して体に合わせる
サイズはS・Mがあり、背中の長さに合ったものを選ぶ
②アタックザックには冬用・夏用二種類有る
③アタックザック夏用は雪の中で使うと背中に雪が入ってしまう
④冬用は背中にフィットして雪の入る心配はない
⑤夏・ 冬用ともスットクの保持機能がついている
⑥機能ピップベルト・ヘッドランプに呼子付き
⑦なで肩にはピップベルト使用位置は鎖骨した5㎝下が理想  チェスト
⑧アタックザックを小さくしてサブザックに使う
⑨アタックザックの背負い方パッキングは資料参照
(株)カモシカスポーツ、作成 掲載許可ずみ

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⑩ヘッドランプ・着衣等々軽く小さくなっているアタックザックも合わせて小さめに、パッケージが上手くなる

2、ゴアテックスのレインウエアー手入、(防水性と透湿性を持つ)
①ゴアテックスの原材料製法について、日本では潤工社とゴアテックス合弁で製造している
②ゴアテックスはフッ素フィルムで出来ている、テフロン加工と同じで水や油を弾き返す性質である
③フィルムは医学界ではチューブにして人造血管として使用されている。
④ゴアテックスレインウエアーは、表はナイロン、中ゴアテックス、裏ニットの三層で作られている
⑤プロシェル・パホーマンス・バックライト(裏地なし)
⑥表ナイロンは撥水処理がしてあるが3・4回使う内、また連続して2・3日使うと撥水機能が衰える、
⑦つねに撥水する状態にしておく、使用後は汚れを落し防水処理を行う。

ゴアテックスレインウエアーの洗濯
①洗濯機で弱流洗いもしくは、手洗いコースを選択
②脱水はダメ。すすぎは2回~3回まで洗剤がなくなるまで充分すすぐ
③防水剤を洗濯機の中に入れ良くなじませる
④低温アイロンでを使用するとさらに撥水性がUP削除
⑤日陰で十分に乾かした後、さらに低温のアイロンを使用すると断然に撥水性がUPします。
(洗濯表示やスプレーの説明書を必ず確認してから使用してください)。

3、アンダーシャツ
①アンダーシャツは進化している
②超撥水生、生地のアンダーシャツ
③サバイバル登山家の服部さんは、ゴアテックス以来の発明だと言っている。
④着用は、暑い時期よりも冬季の着用がよい、中間には体にピッタリした水を吸い取る素材の物を     重ねて着る、その上に通常の衣類を重ねて着るとと効果が有る。
⑤この生地による手袋のインナーもある。

4、登山靴
①登山靴にも冬用・スリーシーズン用と二種類ある
②最近の靴は底が薄く軽く断熱材も入って出来ている。
③冬用は靴底が固いが、アイゼンも曲がるものができていて使いに不便はない。
④スリーシーズン用は歩きやすく靴底は少し柔らかくなっている。
⑤冬用は雪のないところでは歩きにくい。
⑥今はケミカル靴も、革靴も撥水性に優れている。購入は適材適所に使い分けることが必要であ      る。
⑦靴のサイズ、幅広の靴は靴の中で足が動くと豆を作る原因ともなる靴の選択には十分注意す      る。

4、救急用品
①骨折の固定材空気を入れて固定する風船
②サムスクリン、ウレタンの両面をアルミで挟んだ製品、鋏で簡単に必要だけ切とる事ができる
③レスキュー隊も装備している、リーダーも持っていれば初期の対応に安心の品

夜の部は笹原芳樹氏の実践的な講義に耳を傾け、日頃使用している登山具についての疑問に     ついて回答をいただく

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