2013.08.31 【よこやまの道】 報告
よこやまの道①
平成25年8月31日(土)天気晴
リーダー:平山亨
協力L:佐野俊一郎
協力者:佐々木純子・
参加L:中嶋要一・濱坂孝一
参加者:41名 男性17名 女性24名
コース:小田急線唐木田駅9:00→唐木田通→大妻女子大・短大→よこやまの道(多摩市・町田市の市境)→東京国際カントリー倶楽部北側→見晴台→一本杉公園通→一本杉公園→旧有山住宅→恵泉女学園大・短大→鎌倉街道跨ぐ→国士舘大学(神奈川県・東京都県境)→諏訪南公園→永山南公園→永山学園通→永山北公園解散13:30
よこやまの道 万葉集にも詠われた多摩丘陵の尾根道
よこやまの道は、多摩ニュータウンの南端に横たわる多摩丘陵の尾根道で、古代より武蔵野と西国を結ぶ交通の要衝として利用されてきた。この尾根筋には、鎌倉古道(鎌倉街道早ノ道、鎌倉街道上ノ道、軍事戦略鎌倉道)や奥州古道、古代の東海道などの数々の古街道が交差し、東国と西国を行き来する商人や武士、巡礼者や貴人などが往来したという。多摩丘陵は武蔵の国府(府中)から眺めると、横に長い山々で、「多摩の横山」や「眉引き山」と呼ばれていた。この尾根道も後に「よこやまの道」と名づけられたが、名前の由来は、多摩の地名が詠われた万葉集、巻二十、四四一七、防人の妻の歌から引用されている。
「赤駒を山野に放し捕りかにて 多摩の横山 徒歩ゆか遣らむ」豊島郡の上丁椋椅部荒虫が妻 宇遅部黒女
―赤駒を山野に放牧して捕らえられず、夫に多摩の横山を歩かせてしまうのだろうか―
改札からななめ右に延びる道を入り、最初の信号を左に曲がると、左手に建つ大妻女子大学のキャンパスの前を過ぎると、裏手に右に入ると、小公園に建つ案内図が有り、丘陵を上る石段が出てくる。ここが多摩丘陵の尾根道である「よこやまの道」の唐木田口。
中坂公園10:23 石仏群
中坂公園を下ると都道156号線の車道へと下りていく。よこやまの道はこの156号線によって尾根道が断絶しているが、この都道もかつては古街道の一部だったか。車道を少し南へ下ると、右脇の崖下に石仏群が並んでいる。よこやまの道の案内板によると、この辺りは奈良や京都まで続く奥州古道が通っていたようで、この地区の開発によって行き場を失った石仏たちがこの道路脇に集められた。
すだじい 一本杉公園グランド休憩出発11:05
一本杉公園 すだじい(ブナ科)目通り幹囲約3,6メートル、高さ約16メートル、枝張りは約11メートル、きれいな半球状の形状を示しており、樹勢はは大変良好です。この付近は昭和48年に多摩市に編入されるまでは町田市小野路町といい、付近一帯広い雑木林でした。このすだじいは、その頃の面影を今に伝えています。すだじいは、暖地に生えるブナ科の常緑高木で、秋になると先端の尖った堅果実を実らせます。昭和49年12月20日指定 多摩市教育委員会
昼食11:16~12:04 東北復興ソング 花は咲く合唱練習
多摩丘陵のパノラマの丘(展望広場) 東西に伸びる弓なりの尾根道
永山北公園解散13:30
東京の最高気温35,3度の暑さの中こまめに水分補給をし、全員完歩できました。参加の皆さんお疲れ様でした。 平山