2013.11.04 【富士山眺望⑳ 丹沢三の塔を蓑毛~田原ふるさと公園へ変更】報告(大木)
実施日:平成25年11月4日(月 休) レベル:2 天候: 曇りときどき小雨
担当L :大木 建次
協力者:萩原 勝哉
参加者: 4名(男性2名 女性2名)
山行先変更:集合駅の秦野駅では、雨が時折ポツリポツリと降り、ヤビツ峠・三の塔方面は雨模様(午前中曇り・午後雨の予報)のため、予定のバスで蓑毛に行き、秦野市平成25年度指定文化財特別公開の宝蓮寺から大山道・蓑毛道を経て、田原ふるさと公園まで歩くコースに変更する。
コース時間
秦野駅バス乗場ヤビツ峠行8:55=9:15蓑毛バス停→9:17宝蓮寺・仏像(特別公開)ほか10:20→大山道・蓑毛道→10:30緑水庵→10:40大山鳥居→小蓑毛分岐→10:45橋→東電変電所→農道→11:15大山道・蓑毛道→11:20金剛寺→11:35実朝公御首塚→11:40田原ふるさと公園・そば処東雲〔昼食〕13:05→中庭バス停13:15=秦野駅
コース概況
天気が良くないため(写真)、ヤビツ峠行きのバスは登山客が少なく、蓑毛バス停で下車。正面が大山・ヤビツ峠方面の登山道(写真)、左の車道橋を渡ると、秦野市と寺院が協力して、文化の日の前後に指定文化財を特別公開(写真)している宝蓮寺がある。山側の境内には仁王門(写真)、大日堂、不動堂、茶湯殿(写真)、神楽殿などがあり、貴重で珍しい仏像(写真)と宝蓮寺の本堂(写真)付近のもみじが有名である。
宝蓮寺から蓑毛バス停に戻り、昔の大山道・蓑毛道を下る。宿泊・道案内と大山信仰布教を行った御師の家が残っている。さらに下ると自然観察の森・緑水庵(写真)がある。建物は秦野白笹稲荷神社近くの古民家を移築したものである。続いて下り、大山鳥居(写真)を通り過ぎ、小蓑毛交差点では右に下りて行く。大山方面の眺望(写真)が良い橋を渡り、東京電力の変電所に向けて坂道を登って行く。
変電所を回りこむ上と下に道があるが、田原のふるさと公園への近道である下の道(写真)を歩く。林の中の坂道を暫く歩くと集落が見え始め、自然石で作った(左 大山道と表示)道祖神がある大山・蓑毛道に出る。右に歩道を進むと金剛寺(写真)である。金剛寺の反対側に田原ふるさと公園と源実朝公の御首塚への案内(写真)があり、両側が田の道を歩いて行くと田原ふるさと公園(写真)である。
ふるさと公園に隣接して源実朝公の御首塚(写真)があり、地元の方が丁寧に保存している。ふるさと公園の建物内(写真)には、農産物の販売所のほかに、地元の主婦が作る「そば処 東雲」がある。
今の時期は新そばのほか、きのこ・野菜のテンプラ、三ノ塔から下りよもぎ平付近で採取する(?)、足ながきのこ入りそばが有名。ここから秦野駅行きのバス停(写真)は近く、1時間に2本程度運行されている。
宝蓮寺大日堂山門 仁王像としては、神奈川県下現存最古と言われている
大日堂 木造聖観音菩薩立造〔秦野市最古の作例の一つ) 絵葉書より
木造五智如来坐像 大日如来坐像は平安時代作で、県指定文化財 絵葉書より
茶湯殿(木造十王像等諸仏があり、その内の閻魔王) 絵葉書より
大山道・蓑毛道の大山鳥居(1859年=安政6年)完成) 御影石で赤穂で加工
リーダーコメント
3連休最後の日は、天気予報が悪くなり、山行の実施が微妙な日に、参加ありがとうございました。集合駅で参加者のご意見を伺い、このコースを提案し出発しました。
天気が悪く、山に登れず富士山も見えず残念でしたが、前日の文化の日に因んだ、貴重で珍しい仏像類を観ることができ、地元の主婦の手作り「そば」等を味わい、帰りにはザックに新鮮野菜・果物を買い込み、楽しい一日になったのではないでしょうか。
特別公開の蓑毛山宝蓮寺では、山門から大日堂までの広場で催事のほかに、ボランティアの方が仏像類などを説明していただきました。ありがとうございました。お堂や殿の中の仏像は、写真撮影禁止ですが、境内の催事場で絵葉書を購入し、スキャンして載せてあります。見るだけにして下さい。
以上