2014.12.21 【滝山丘陵】報告 | 東京ハイキング協会

2014.12.21 【滝山丘陵】報告



滝山丘陵
平成26年12月21日(日)晴
リーダー:佐野俊一郎
協L:平山亨
協力:青山昌次・佐々木純子
参加者:22名 男性6名 女性16名
集合:JR八高線小宮駅午前10時 JR東京駅発中央特快8:24八王子駅9:18・京王線新宿8:40・八王子9:22乗換八高線八王子発9:38=小宮駅9:44交通費東京起点1,720 京王線新宿起点1,100
コース:小宮駅9:58→宇津木台緑地10:19→左入11:08→小峯ヶ原園地11:41→滝山城址12:11~13:00昼食→東秋川橋14:04→熊野神社→東秋留駅14:39解散約8km実働3時間30分

八王子市の北端、多摩川と秋川の合流点の南側に広がる加住丘陵は、一部が都立滝山公園に指定されています。都立滝山公園はこの自然公園の中ほどにあり、多摩川を望む標高160mの丘に滝山城址があります。城址は遺構の保存がよく、周辺は豊かな雑木林に覆われています。滝山公園は昔から桜の名所、あるいはハイキング、コースの丘として親しまれてきましたが、四季を通じて雑木林がおりなす彩りにも、また心が和みます。

国指定の史蹟、滝山城は戦国時代の中頃、大永元年(1521)に武蔵国守護代の大石定重が、この城の北西1,5kmの高月城から移り築城したものと伝えられます。定重の子定久のとき北条氏康の支配お受け、その子氏照を養子に迎えて、滝山城は大石氏から北条氏照の居城となりました。氏照はさらに城を拡充し、その規模雄大さは当時関東屈指の山城と称されました。本丸、中の丸、二の丸、空堀などの巧みな遺構にそれがうかがえます。
上杉謙信、武田信玄などから猛攻を受けた滝山城ですが、なかでも信玄、勝頼父子による永禄12年(1569)10月の城攻めは、熾烈を極めたといわれます。後に北条氏照は領地の備えをより固めるため、南西約9kmの地に八王子城を築き滝山城から移りました。移転の時期は定かではなく、天正の中頃(1580年代)と推測されます。
白亜の天守閣も、高い石垣もない、典型的な中世城郭の縄張りをもつ滝山城ですが、木立の深い城址にたたずむとき、かって名城といわれた滝山城の面影がしのばれます。

滝山公園の植物
本来この地の植生の中心はシラカシでした。現在見られるコナラやスギなどの林は、後に薪炭材などを得るため、人が手を加えた二次林といわれる林です。
主な樹木:コナラ、クヌギ、エゴノキ、ホオノキ、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、シラカシ、スギ、ヒノキ、アカマツ
城下町
滝山城下には横山、八日(市)、八幡の三宿が、小規模ながらも城下町をかたちづくり市も開かれていました。
この三宿も城とともに八王子城下に移りましたが、落城後は現在の市内に移り市の中心として発展してきました。また元の場所にも地名が残りました。元八王子と呼ばれる所以です。【公益法人東京都公園協会】

戦国時代の名城 「滝山城址めぐり」
滝山城は、戦国時代の中頃、大永元年(1521)に武蔵国守護代の大石定重が築いたと伝えられる山城です。その城址は国指定史跡となっています。多摩川によって削られた断崖の丘の上にあるこの城は、戦国時代の城砦としては、関東随一の規模で雄大さを誇っていたと言われています。滝山公園には今でも本丸、中の丸、千畳敷、空堀、土塁などの跡が見られ、当時の面影を偲ばせます。
JR八高線小宮駅9:58                                       小宮駅から西階段降り西北に向かう10:01
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落葉の上方緑地を登る                                        久保山中央通りから宇津木台緑地
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宇津木台緑地10:19                                       尾根道を辿る
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久保山公園10:30
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久保山公園入口【慈】像10:36トイレ休憩
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久保山町2住宅街
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龍光寺墓地上                                            龍光寺本堂
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龍光寺山門                                                国道16号左入交差点11:08
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国道16号を昭島方面に向かう                                  滝山城址入口11:16
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標高差160mを登る11:18
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冬枯れのなら林は展望良好
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小春日和とまだ言うのかな?                              温かい日差しの中古峯ヶ原園地
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語らいの滝山コース11:41                                     都立滝山公園
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引橋
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木橋(引橋)城道(進入路)
唯一尾根続きのこの場所は、滝山城の弱点であったと考えられる。そのため、防御は厳重を要した。この橋は「引き橋」だったと思われる。橋の下の堀は大池の土手とつながり、一大防御線を考えた縄張(城の設計)になっていた。
滝山城址信濃屋敷跡                                      中ノ丸跡昼食12:11~13:00
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中の丸から多摩川・昭島市                                  本丸を結ぶ引橋
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本丸跡に建つ霞神社                                       その裏側に建つ金比羅神社標高160m
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本丸跡から秋川が多摩川に流入                           引橋下を下る
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道に敷かれた敷石が日陰のため苔むして滑りやすい。のに今朝の雨でさらにひどい気をつけながら注意して下る
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高月町                                                       町外れの分岐に建つ石仏
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石碑の右に朽ちたクワの木                                クワの木のの右に古いお墓
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市指定天然記念物 高月のクワ
山桑の一種で目通幹囲2,2m、高さ6m余、樹齢400年といわれる市内でも稀なクワである。高月町は、高月城、滝山城の城下町であり、早くから、こうしたクワを利用していたことが知られる。
江戸指物によく用いられるクワ科の落葉高木。
木目・色調は重厚、年輪は明瞭で、如輪杢、玉杢、牡丹杢などの、美しい杢目が出る場合もあります。
その用途は幅広く、タンスや机、盆などはもちろん、洋風にアレンジされた建物のアクセントにも使われます。
166号沿いに建つ圓通寺13:46
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圓通寺前から民家の中を秋川に進むと八幡社           東秋川橋
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東秋川橋左岸のふれあいランド14:04                        小川交差点
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交差点を渡り正面熊野神社14:15
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街なかに八雲神社14:29                                 八雲神社湧水東京湧水67選
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JR東秋留駅南側の普門禅寺                                14:39解散
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師走21日を小春日和というのか分かりませんが、東北・北海道・日本海側は低気圧が発達して大荒れの状態ですが、関東は暖かい日に恵まれ、多摩川と秋川の右岸丘陵を今年最後の山行、陽だまりハイクを楽しみました。来年も健康な毎日が送れますよう祈念いたします。反省忘年会の様子は「SHUN山行」に掲載しました。

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