2015.08.29~30 【永平寺】 報告
永平寺
平成27年8月29日(土)~30日(日)前線停滞悪天候
リーダー:佐野俊一郎
協力L:平山亨
協力者:青山昌次・佐々木純子
参加L:中嶋要一
参加者:23名 男性4名 女性19名
永平寺参籠
永平寺に宿泊し、禅寺の修行僧の修行生活に触れて見ようと計画。「七堂伽藍」で雲水さんの生活を見て、修行の中心となる七堂伽藍はすべて回廊で結ばれている。階段や廊下は、毎朝雲水さんたちが雑巾掛をして清められた階段廊下を歩き、朝課(朝のおつとめ)に参加、坐禅、僧侶の法話から何かをつかみとって頂ければ幸いです。
28日JR東京駅22:10発福井駅行きJR関東バス乗車
JR東京駅八重洲口高速バス停
29日JR福井駅東口6:30定刻到着朝食後7:10市内観光、工事中の駅前を南へ2つ目の信号右へ、北ノ庄通り
2つ目の交差点左柴田神社鳥居7:18 境内にお市の方像
茶々、初、江の像 柴田勝家の像
柴田神社拝殿 足羽川に架かる幸橋北詰7:32
柴田神社、福井城ができる前にあった「北ノ庄城」のお城のあとが残る。
柴田勝家とお市の方、福井城がつくられる前、北の庄城をつくった戦国武将。後に羽柴秀吉に攻められ、奥方のお市の方と自刃した。
北に福井城に向かう大名町の路面電車 石組みの御本城橋7:41
御本城橋左濠 福井県庁前の結城秀康公像
県庁前の軒下を借り雨宿り7:34~8:33
結城秀康、江戸時代で最初の福井の殿様。福井城とその城下町をつくった。
濠 城石垣の上
福井城天守閣跡 福井大地震で崩れた石垣の側に福の井、
福の井、福井の地名の由来と伝えられられる。
福井地震1948年(昭和23年)6月28日16時13分29秒に発生し福井県を中心に北陸から北近畿を襲った地震である。M7.1。
福井城を北に進むと郷土歴史博物館 博物館前に松平春嶽公像
松平春嶽、江戸時代の終わり頃に活躍したお殿様。福井だけでなく、明治の新しい世の中をつくるために力をつくした。
養浩館東歴史の道 養浩館入口8:52
9時開園時間前に入園させていただく。
養浩館庭園、福井藩主松平家の別邸を復元、築山、石橋などを配した回遊式林泉庭園や数寄屋造り建築がすばらしい。
庭園に入る
数寄屋造り建築
建物から回遊式林泉庭園の眺め 郷土歴史博物館を唐門あとに10:35
えちぜん鉄道福井駅11:12 永平寺口
永平寺口バス停前に建つ旧変電所 旧駅前永平寺バス停一休さん前12:40
永平寺さん前
大本山永平寺
永平寺は、福井県吉田郡永平寺町にある曹洞宗の寺院。總持寺と並ぶ日本曹洞宗の中心寺院である。山号を吉祥山と称し、竜胆紋である。開山は道元、本尊は釈迦如来・弥勒仏・阿弥陀如来の三世仏である。 ウィキペディア
樹齢500年以上の老杉に囲まれ、静寂の中にたたずむ永平寺、凛とした空気に包まれた参道を歩くと、その清々しさに心も洗われる、の奥に立つ荘厳な唐門は、新たな住職の入山や賓客の訪問時に開かれる。一般参拝者は入れないため、石段の下から見学。
参道 通用門12:56
参道突当り唐門 唐門
永平寺川を左岸に渡り愛宕山に上る 愛宕山(愛宕権現)への道
愛宕権現から永平寺大伽藍の俯瞰 愛宕権現お堂
愛宕観音堂 愛宕権現について
永平寺の全山の守護神を祀る山は、本山に向かって北面する愛宕山である。愛宕大権現様は、愛宕神(火の神)と勝軍地蔵(軍神)が一体となってお生まれになった。本山の権現様は他の権現様と異なり、人間の心火を鎮静されるお姿である。
本山では、毎月の鎮守諷経には報恩供養の回向をなし、一年に一度のお祭りでは、門前衆と、雲水とが一緒に、ご供養しております。全山林の守護と、永平寺の擁護を、常に見守っておられます。
愛宕山中腹の社 永平寺川に落ちる玲瓏の滝
滝の前を少し上ると寂光苑に稚髪像 正面に寂照の鐘自由に突ける
寂光苑の稚髪像 道元禅師が出家のの決意をした少年期の姿
通用門前の一葉観音像 一葉観音について
空き時間を利用伽藍を歩く法堂前から仏殿
これより写真撮影は出来ません。参籠の予定通り、雲水さんの説明と案内により行動する。薬石(夕食)、食事作法に則りいただく、坐禅体験、丸子副監院(自称チビマル子)の法話。病気のリュウマチが僧侶になった。
自らをチビマル子といい。人生には両面がある。片面の人はいないプラス・マイナス思考に無駄なことは無い。健康か・病気か 明るい・暗い、楽しい・苦しい、良いか・悪いか、得か・損か。病気というマイナスがプラスにがわった経験、坐禅がセロトニン(人間の精神面に大きな影響与え、心身の安定や心の安らぎなどにも関与)の分泌を促す法話
(おさはるみ作)
ひとりごと
私が私になるために
人生に失敗も必要でした
無駄や 苦も 骨折りもも 悲しみ
すべて必要でした
私が私になれたのは
みんなあなたのお陰です
恩人たちに 手を合わせ
有難うございましたとひとり言
雲水さんの入門から1年間の過酷な修行生活の映画を鑑賞して、21時開枕(消灯)。今日の修行は終わり。
8月30日
4時20分起床、布団作務、洗面 4時50分整列して法堂にて朝課(朝の勤行) 6時50分諸堂拝観 8時小食(朝食)食事作法は昨夜と同じ
諸堂拝観で最後に拝観したのが、格天井の豪華絢爛な傘松閣だ。道元禅師の750回大遠忌の記念として平成7年に改築され、参拝者の控え室などを擁する。160畳もある2階大広間には、昭和5年建築当時の著名な画家144名による花鳥彩色が、天井一面にはめ込まれている。永平寺参詣の折には是非立ち寄ってみたい。
8:50下山 9:25分発福井駅東行の急行バスに乗る。福井駅から、えちぜん鉄道三国駅行き乗車、あわら温泉で東尋坊行きに乗換、東尋坊着10:50、東尋坊商店街を通りぬけ遊覧船乗り場へ
国定公園越前海岸の標識と勝島 荒磯遊歩道入口
遊覧船乗り場へ
大池の崖の上から北に勝島と勝島橋 船内にて
日本海加賀海岸は荒れ模様
岩上の釣り人
侵食され海岸線
東尋坊石柱
大池この奥一番の見所東尋坊の 千畳敷千畳敷階段状に整備された崖を下ると、
崖の中でも最大の高さ, 波打ち際まで降りることができる。
荒磯遊歩道を歩くと文学の道句碑が建つ
荒磯遊歩道
東尋坊からバス三国駅、えちぜん鉄道を乗継、福井駅夜行バスを待つ間市内歴史散歩、駅から西に足羽川を幸橋で渡ると毛屋町、由利公正さんの銅像、橋本左内さんの公園、柴田勝家、お市の方のお墓がある西光寺、旧足羽山揚水ポンプ場、愛宕山に上ると福井市内が展望できる。
福井駅22:00定刻発 8月31日新宿駅東口高速バス停6:00着