2015.09.06 【大山街道No2】 報告平山亨 | 東京ハイキング協会

2015.09.06 【大山街道No2】 報告平山亨



大山街道No2
平成27年9月6日(日)曇り
リーダー:平山亨
協力L:佐野俊一郎
協力者:佐々木純子
参加L:中嶋要一
参加者23名 男性5名 女性18名
東急田園都市線用賀駅改札口8時30分集合
用賀駅8:35→慈眼寺8:59→二子橋9:35→大山街道ふるさと館10:06~10:30→梶が谷11:03→宮前平駅12:31→さぎ沼13:02→うとう坂13:23→東急田園都市線江田駅解散14:09
大山街道とは
江戸赤坂御門を起点としして、雨乞いで有名な大山阿夫利神社(神奈川県伊勢原市)までの道です。東海道と甲州街道の間を向かう脇往還(五街道など本街道以外の支街道で、休泊機能の備わった道)として、「厚木街道」「矢倉往還」等とも呼ばれてきました。
文九(1669)年には、溝口村、二子村が矢倉沢往還の宿として定められています。江戸時代中期には、庶民のブームとなった「大山詣り」の道として盛んに利用されるようになり、この頃から「大山道」「大山街道」として、有名になりました。
江戸時後期には、駿河の茶、真綿、伊豆の椎茸、乾魚、秦野地方のたばこ等の物資を江戸に運ぶ大切な輸送路として利用され、これらを商う商人たちで大変栄えました、このように大山街道は多くの人々や物資が往來し、文化や情報が行き交い、様々な交流が生み出されてきた歴史ある街道です。
用賀駅出発8:35                             首都高速渋谷線矢沢川下田中橋
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大山街道分岐に延命地蔵尊
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相模に向かう大山道は、ここで二股に分かれる。安永6年(1777)用賀村の女念佛講中が建てたもの。右へ進む道の方が古く、慈眼寺の前の急坂を下る。左の道は行善寺前に進む。
大山街道は環状8号線で分断                          瀬田交差点で折り返す
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街道に建つ大空閣山門寺8:53                              大空閣寺
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瀬田教会を右へ                                  慈眼寺山門前の庚申塔
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慈眼寺8:59                                  慈眼寺の隣に瀬田玉川神社
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瀬田玉神社 寛永年間に創建された、御嶽神社のあった所。明治41年、村内にあった八幡神社、天祖神社、熊野神社等を合祀して瀬田村の村社、瀬田玉川神社となった。この崖下の急坂は古い矢倉沢往還
瀬田玉川神社前の急坂を下る                      坂の途中右に身延山関東別院
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坂下に次大夫堀と治太夫橋9:08
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江戸のはじめ、幕府の命により代官小泉治大夫が計画、開削した農業用水。今は丸子川となっているが、かつて、六郷用水、治大夫堀と呼ばれていた。その堀の上を渡る大山道の橋が治大夫橋。
街道は二子玉川商店街を進む                          新二子橋をくぐり
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多摩堤通りに石柱                           東急田園都市線二子玉川駅を右に
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二子橋を渡る                                旧二子橋たもとの橋名石9:35
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二子の渡し入口(民家で通り抜けできない)               進むと右に二子神社9:39
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二子の渡しは寛文9年(1669)、矢倉沢往還の継立村となった二子村が請け負っていたが、天明7年(1787)瀬田村にも渡し船の許可が下りた。ここは瀬田村にあった二ヶ所の発着所の一つ。大正14年(1925)二子橋ができ、その役目を終えた
二子神社拝殿                            境内に岡本かなこ歌碑と太郎の彫刻
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二子神社「岡本かの子文学碑」
岡本かの子文学碑は昭和37年(1962)11月1日、建築家丹下健三の設計により建てられた。母かの子を追悼する岡本太郎作『誇り』、歌碑撰文は亀井勝一郎、川端康成の書によって、二子神社境内に建てられ、かの子の歌「年年にわが悲しみは深くして いよよ華やぐ命なりけり」の歌がある。
大山街道二子大通り                                   右に光明寺
038 040
府中街道との交差点                         府中街道との交差点にふれあいの鐘
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愛の鐘 明るく豊かな地域社会は、市民相互の共感とふれあいをとおしてこそ可能である。この鐘はふれあいの場と機会を広々の心のつながりがさらに結びつきを深めていくことを願っています。心豊かで活力ある地域社会の発展を熱望し、未来にさわやかな愛の音がこだますることを願ってこの碑を建立する。昭和63年10月20日
大山道とは 江戸城の赤坂御門を起点に青山→宮益坂(渋谷)→三軒茶屋(世田谷)→二子多摩川→溝口を通り多摩丘陵を上って荏田 鶴間を過ぎ相模川を超えて厚木から阿夫利神社に至る道を大山道と言った。
大山街道ふるさと館10:06~10:30学芸員の街道の説明を聞くふるさと館の展示書
044 043
二ヶ領用水に架かる大石橋                             二ヶ領用水
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多摩川は天正17年(1589)頃北遷しほぼ現在の流れに変わり、小泉次太夫が稲城・川崎二領の灌漑用水開発奉行として登用され、二ヶ領用水の灌漑が始まった。二ヶ領用水と大山街道が交差するのは、溝口下宿の大石橋で文政4年(1821)溝口水騒動は橋際の名主丸屋で起きた。
溝口神社は秋祭りの準備                           溝口駅前交差点
048 049
駅前通に栄え橋の石柱                             JR南武線踏切を渡る
050 051
片町の庚申塔                                       左ねもじり坂を上る
052 055
ねもじり坂                                    ねもじり坂上子育て地蔵
056 058
子育て地蔵堂10:52                            梶が谷信号を過ぎると庚申塔
059 062
246号梶が谷交差点を西へ庚申坂へ向かう
063 067
宮崎団地バス停を送り                                庚申坂を下る
067 070
宮崎第二公園昼食11:26~12:02                       花園北橋信号を直進
071 073
サンクスでトイレ借用12:14                          サンクス左八幡坂を下る
074 075
坂下に東急田園都市線宮崎平駅                       宮崎平駅前に八幡神社
076 087
左折して東急田園都市線のガードを潜り直進                小台坂の上り
079 080
小台坂を下り                                  厚木大山街道246号新有馬
084 085
新有馬信号を右折すると地蔵尊                     次の鷺沼2の信号を左に渡り
086 087
ここの八幡坂上ると右に庚申塔                    四ツ辻3つ目保育園を右折
089 090
坂を上るとさくら公園を左に                     突き当り右に次の辻を左に上がると
091 092
頂上で横浜市と川崎市の市境に園芸店皆川園の見事な植木に会える。13:11
094 096
植木を鑑賞                               横浜市都筑区うとう坂を下る
095 099
日吉・石川線で街道は分断                     左に柚の木分岐信号迂回13:25
100 101
大山街道に入ると横浜地下鉄あきる野線高架舌を下る
102
坂下の左狭い石段を上ると不動堂13:37                   不動堂下に冷泉の滝
103 106
不動堂を西に早渕川を下る                           早渕川を鍛冶橋で渡り
107 108
荏田宿に入ると荏田下宿庚申塔                246号手前の個人住宅に荏田宿常夜灯
109 111
246号を渡り海道にあった高札場はコンビニ  側を流れる布引橋
113 114
東名高速道路下                                   高速下右に地蔵堂
115 116
東急田園都市線江田駅解散14:09
117
http://www.ktr.mlit.go.jp/kawakoku/ooyama_hi/p_0101a.htm
平山:長丁場を、落伍者もなく歩き通していただき有難うございました
大山街道N03は、10月4日(日曜日)ここ江田から歩きます。(現地小雨決行)

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