2016.08.18~21【立山三山縦走】報告T.Kobayashi
室堂平の花 ⓵ アキノキリンソウ;タカネヒゴタイ;ウサギギク;シシウド;オソバ;トウヤクリンドウ
室堂平の花 ②ミソガワソウ;ヨツバシオガマ;岩オトギリソウ;立山リンドウ;ウサギギク;ジュウモンジソウ
室堂平の花 ⓷ トリカブトが多く見られました; イワツメクサ; ミヤマダイコンソウの葉がもう紅葉;
室堂平の花 ④ヨツバシオガマ;オソバ;ヨモギソウ;ミヤマキンバイソウ;タカネヒゴタイ;ミソガワソウ
室堂平の花 ⑤トウヤクリンドウ;クロトウヒレン;イワギキョウ;ヤハズハハコ;ホソバウスユキソウ
標高2450mですが高山植物はまだまだ咲いていました。
室堂から往復なのでしょうか? 一の越へ向かう人で賑わう。非常に登山者が多い
玉殿の岩屋(たまどの の いわや)は、立山開山伝説が残る場所です。立山を開山した佐伯有頼が、山裾で熊を射、その熊を追って白鷹に導かれ山を登ったところ岩屋からうめき声が聞こえ中を覗くと胸に矢が刺さった阿弥陀如来が立っていたと伝えられる場所です。明治時代までは、立山修験道の聖地とされ岩屋で行者が修行していました。現在は大小二つの岩屋があり、内部には祠や地蔵が祀られています。
玉殿の岩屋の場所は、室堂山荘脇から延びる登山道を10分程度行った急な崖の下にあります。殆どの人はここへは寄らない。
平成28年.08月18日(木)~21日(日)
【立山三山縦走】
★ 天気予報 http://tenki.jp/forecast/point-841.html
リーダー:小林 妙子
協力者: 石川孝子
参加者 5名(男性1名、女性4名)
★地図 剣岳 2万5千図
毎日新聞社アルペン号(7/1 確認予約 5名)
★コース
‘16.8/18 (木)一日目 毎日新聞社西口玄関ロビー(地下鉄東西線竹橋出口1b)22:00集合
22:30出発=8/19立山室堂着7:00着 → 玉殿湧水名水百選 7:40→玉殿32番石仏8:05
岩屋8:23-:38→ 富山大学研究所と 浄土山南峰11:40→浄土山北峰(軍人慰霊碑)2831m
12:35-:47→ライチョウ現る13:00 富山大学研究所と 浄土山南峰へ戻る13:14
一の越山荘 2700m13:52着 夕食5:30~ (泊)
076-421-1446 佐伯光昭 現地:090-1632-4629 (9300+700昼弁当)
2日目 ( 6:00 朝食)宿発6:40 → 三ノ越7:30→1h雄山2991.6m 1等三角点8:42-:55→20′大汝山
3015m9:47→15′富士の折立2999m10:28-:45雨が降り出す→35′真砂岳2861m11:50小雨になり昼食
→1h30′別山(北峰)2880m13:50-14:03→硯ケ池14:11 別山(南峰へ戻る)14:18→1h剣御前小屋
15:09-:20→1h20’雷鳥沢ヒュッテ温泉2350m17:30 (泊) 夕食に間に合う
佐伯満寿男TEL.FAX 076-482-1617(9800+昼弁当@800円)
(電話番号が新しくなりました)TEL.076-463-1753(FAX兼用)TEL.076-463-1835
<http://www.raichozawa.net/hyutte.html> 自慢の大浴場からは雄山・大汝山・真砂岳・別山などの雄大なパノラマを満喫
3日目 7:00 (6:00朝食) →60′ みくりケが池7:43→室堂ターミナル手前を天狗平山荘へ向かう
8:02→1h20′ 天狗平山荘2309m9:00→美松坂コースに入る9:03 旧道 (道はどこまでも荒れていて
整備されていない危険でした) 標高差500メートルなので少々きつい 2h→弥陀ヶ原ホテル玄関前11:00
( 宿の弁当食事する) 12:35-12:50毎日アルペン号出発=新宿21:10(日曜日のため17km70’渋滞)
★歩程1日目3h30′ 1.37km 19495歩 ; 2日目6h 16′ 4.23km 34614歩; 3日目5h
★天気 1日目 晴 2日目 晴~曇一時雨 3日目 晴~曇
アルバム DIGI BOOK ① 立山三山 浄土山南峰と北峰 他に玉殿岩屋
DIGI BOOK ② 立山 雄山、大汝山、富士の折立、真砂岳、別山北峰から雷鳥沢へ下山
DIGI BOOK ③ 立山三山終了後 室堂から天狗平、弥陀ケ原を歩く
★所感
室堂へは観光で富山八尾のお祭に3日間泊りで3年前来訪。その時は9/1でしたが、花は豊富でした。今年は花が2~3週間早く終わっています。室堂へ入るのに東京から富山周りの直通の夜行バスが楽でした。朝着くとゆっくりと体を高度順応させ、先ずは玉殿の水場で1Lを水を入れ替え一の越を目指します。遊歩道は石畳でその両側はお花畑、チングルマは穂になり カメラを向ける。室堂山荘は日本最古の山小屋重要文化財ですがその後ろに新しい建物が出来ていました。32番の石仏や玉殿の岩屋を往復します。
また以前にスゴ乗越小屋へ泊り、笠が岳まで5泊6日で行った時の浄土山は、2度目ですが記憶が薄い。雷鳥は付近のハイマツ帯を出たり入ったりしています、
夏休み期間でお子さん連れを多く見かけました。ヘルメットの小学生が沢山雄山を目指して行き、浄土山の山頂から下って行く元気な生徒たちを見ました。
一の越山荘は初めて泊まる。そこからは朝日も夕日も見えない 夜空の星も見られず残念。
翌朝は窓越しに槍ヶ岳を中央に驚くばかりの眺めです。北アルプス南部の燕岳から大天井,穂高。鷲羽、赤牛だけ皆夢中で頂に立ったころを懐かしく、思い出され朝食中も眺めていました。宿の人が今日は天気を保証しますといった。今回最もきつい登りでしょう。薄い黄色ペンキを頼りにのっぼって行くと、後からの人を優先し何度も停滞 牛歩になる。追い抜くことはなく、すべて先へ行って貰う。
山頂近くでヘリコプターが荷を運んでくる。そこでも1時停止し眺める。いよいよ山頂 鳥居を潜り手すりの着いた階段を上り祠の前で神主さんに祝詞とお神酒を頂く。18人でしたが腰をついてお祓いを受けた 前にも代表でお祓いを受けた。
いよいよ縦走が始まる。大汝山今回最も高い、急な下りは気が抜けない。少し下ると大汝休憩所があり
コーヒー600円。有料トイレもある。小学生2人を連れた父親もいてほほえましい。
右下に内蔵助カールの残雪があり 雪渓へ下り遊んでいる二人が見える。その後内蔵助平へ下ったようです。稜線上は俄かに霧が出て富士の折立では完全に雨になり身支度が大変。ポンチョを被りザックも濡らさず 助かった。忘れもしない平成元年10月に京都のグループが霧にまかれ降雪になり低体温症で大量遭難を出したところです。真砂岳で雨は止み昼食を取る ゆっくりと別山へ向かう。北峰を登り残しているので硯池を見逃さないように先へ進む。
宗教的観点から修行のためでしょうか標識はなく石積があり 先へは通行止めの立て札がある。晴れていれば剣岳の雄姿があるのですが南峰へ戻り祠の前で写真を撮り剣御前小屋へ向かう。ここで台湾のグループに会う。剣沢小屋へ向かったようだ明日は剣岳登山でしょう。玉山に2回、雪山へ登ったことを話すと喜んでいました。雷鳥沢を2km下るがかなり時間がかかった。浄土沢を渡り登り返してヒユッテに到着
もう足が棒のようでした 三階の部屋「まで行くのがやっとで、一階の食堂で生ビールで乾杯し食事を頂くその後ロビーでオリンピックのTVをいつまでも見ていました。地下のお風呂に入り就寝したのですがなんとも気持ちがよく満足感で一杯でした。五人で喜びを分かち合いました。 T.K 記